一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「テレビじゃ言えない」(ビートたけし)

   


テレビじゃ言えない (小学館新書)


明治大学の大先輩のビートたけし。高校生の頃はオールナイトニッポンの翌日は、話題でもちきりだった。オモシロかったよね〜!(・∀・)


さてこの本。タイトルがいいよね〜!惹かれるよね〜!「テレビじゃ言いたいことが言えなくなってきている」--そんなビートたけし氏の呟きからこの本は生まれた。本作では、政治・経済からネット社会の隆盛に至るまで「世界のキタノ」が独自の視点で分析。その内容は、まさに放送コード無視。過激な意見の数々は、現代社会の矛盾を本質的にとらえている。そのエッセンスを紹介しよう。


最近、フラストレーションがたまっている。テレビの自主規制が年々ひどくなっていて、かつのような言いたい放題、やりたい放題がドンドンできなくなってきてるんだ。政治的な内容どころか、下ネタやカツラネタまで、ありとあらゆる分野で「アレは言っちゃダメ」「コレもダメ」って先回りして注意されちゃう。


・オネエチャンのアソコのことを「コーマン」って言い始めたのはオイラだし、「乞食」って言葉を使えないから「レゲエのおじさん」って名付けたのもオイラだ。「乞食」は禁止で「宿無し」はOKってのは、いったいどんな理屈なんだろ。


・久しぶりに「放送コード無視のビートたけしをお目にかけておこうか。下ネタ何でもあり。単なるバカ話として笑って読んでもらえりゃそれでいい。


・つまるところは「トラブル回避のための自主規制」でしかない。別にベッキーはタレントとして優秀だから、どんな批判があっても出演してもらいたい」とか「ショーンKはコメンテーターとして有能だから経歴が違おうが問題ない。大事なのはコメント能力」って続投させるテレビ局があったっていいと思うんだけどな。その方が仁義のある、誠実なテレビ局だって考えはないんだろうか。


・今と決定的に違うのは「バカに発信手段がなかった」という点だ。昔はバカなヤツが自分のバカさを拡散する方法なんてなくて「近所にヤバいヤツがいるから近づくな」程度で済んだ。だけど、今や誰もスマホから自分のバカさをワンタッチでアピールできる。だからやることがエスカレートするし、迷惑をかけられる対象も広がっちまう。いっそのことスマホやパソコンの所持も自動車運転や飲食店の営業みたいに「免許制」にした方がいいのかもしれない。「バカが物申す社会」が深刻ということは考えておいたほうがいい。


・オイラは飛び級入学制度がOKなら、少年犯罪も度を越して凶悪なら成人扱いにする「飛び級刑罰制度」を導入しろ」って言ってたんだよな。少年A以降の現代のガキたちの凶悪犯罪は「捕まってもたいした刑罰にならない」ことを逆手にとったものが多いんだからね。そんな確信犯に少年法なんて無用なんだっての。


・老人の危険運転の問題だけど、「高齢者はマニュアル運転しか認めない」ってのはどうだろう。よく「アクセルとブレーキを踏み間違えた」とかで高齢者の車がコンビニに突っ込んでいる報道を見るけど、マニュアル車なら左足でクラッチをつながなきゃいけないんで、そんな単純なミスは起こらない。それに運転操作自体が複雑になることで、自信がない人間は離れていくし、認知症患者だとかは技術的に運転が難しくなるんじゃないかってさ。


笑点」は「放送作家の全面撤回」だよ大喜利に参加する噺家「キッチリ自分の頭で考えたネタだけで勝負する」って原点に戻すんだよな。ズルがないように、本番直前はケータイを取り上げてホテルの部屋に隔離してさ。まるでレース前の競馬のジョッキーじゃないかってさ。つまらないことを言ったヤツにはお仕置きをしないとな。熱湯風呂を用意してその場で着物を着たまま沈めちゃおうかってさ。


・オイラは芸人だけど、若手を評価すすうことができるほど偉くはないし、オイラ自身が昔ほどのスピードと切れ味で漫才できないことはよくわかっている。「お前が言うな」って思われるのは嫌なんだよ。だから漫才コンテストに出て採点するのは断るし、上から目線のジャッジはしたくないんだよな。


・世間は乙武(洋匡)くんは不倫をしないマジメな男だ」って勝手なイメージを抱いているのはなぜかってことだよ。「身障者なのに不倫しているなんて…」とか「障害のある人はマジメに地道に生きてるもんだと思ってた」って感覚が根拠にあるとしたら、それって実は、ものすごく差別的な考え方じゃないだろうか。体にハンディがあろうがなかろうが、人間の性格や嗜好ってのはおれとはまったく独立したものなんだよ。性欲もあるし不倫をすることだってあるのが当然なんだよな。「障害者も女好きは変わらない」ってことを世間に認識させた功績はあると思うよ。


ASKAみたいに60歳近くになって「愛がどうたら」とか「勇気がどうの」とか普通の神経じゃ歌ってられないぞ。あんなインチキ臭くて恥ずかしいラブソングを平気で歌えるようになるには、頭のネジを1本も2本も外さなきゃ無理。だからクスリに頼っちゃうんじゃないか。


伝説の林家三平結婚式「爆笑祝辞」
http://runsinjirun.seesaa.net/article/230119001.html


「ニッポンは「一億総活躍社会」どころか「一億層自主規制社会」だ」「世の中が「たった一回の失敗も許されない社会」になっているのは本当に怖い」「テレビは「真実をオブラートに包むメディア」だ」「テレビじゃ言えない「天国のあの人たちの話」」「お笑いBIG3と老人論」「18禁!ビートたけしの妄想AVネーミング大賞」など。


いや〜、爽快、爽快っ!そのとおりっ!!!これは活字で読みたいねー!超オススメです。(・∀・)


   


テレビじゃ言えない (小学館新書)