- 作者: 永江朗
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/10/15
- メディア: 単行本
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もちろん、ネタはダブらせませんし、この「感動の仕入れ!」ブログは、いままで通り続くのでご安心を!(^。^)
SAトレーナーの目のつけドコロ!
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さて、ウチ(SA)のMCP(マスター・コミュニケーション・プログラム)のレッスン5の「成功のスパイラル」に準備することの大切さのツボとコツを載せているよね。(^^♪
放送7500回を超え、2005年2月に放送30年目を迎えた長寿番組、『徹子の部屋』。この本は、黒柳徹子氏をはじめ多くの司会者、インタビュアー、コミュニケーションの達人の聞く力のツボとコツが満載されている。その中で特に、スゴイな〜!と思ったのは、氏の準備力だ。そのエッセンスを紹介しよう。
・『徹子の部屋』は、月曜、火曜で六本録っています。本当は五本でいいいわけですけど、少しずつ余裕を見て。六本録れば、一ヶ月で四本のストックができます。何があるかわかりませんからね。夏休みにユニセフの仕事で海外に出かけることもありますし、舞台の稽古があって休むこともありますので。夏休みには収録を二週お休みします。
・毎週、金曜日に打ち合わせをするのですが、ディレクターが14人ぐらいいまして、ゲスト方と打ち合わせをしてきます。そして金曜日に私にいろいろ伝えてくれるわけです。この打ち合わせが長いんですね。六人分ですから。ゲストおひとりに一時間以上。ディレクターは六人変わります。 三時から始まって、終わるのは夜の十一時くらい(九時間)。
・だいたいおひとりについて、私の手書きのメモ用紙が12枚になるんですね。六人ですから七十二枚になります。この日がいちばん大変ですね。ゲストにお会いするときは、とても楽です。だって、ご本人なんだから。これは番組が始まるときの私の希望で、一切編集をしないことにしたんです。編集して面白いことだけ集めてしまうと、その方がどういう方かわからないでしょう。それと毎日編集したら、絶対に雑になりますよね。生放送と同じようにやる。そのためには、下調べが充分でないといけません。いちいち細かくお話を聞いていたのでは時間が足りません。下調べで分かっていれば、視聴者の方には私の口から説明して、話を飛ばせますから。
・作家のときは大変です。資料やディレクターがご本人から聞いたこと以外に。私もその方の作品を読んでいかなければなりませんから。全作品は無理でも、処女作、賞をとった代表的な作品、それから最近のもの。この三冊ぐらいは読んでおかないと。このごとは芸能人でも本を書いていらっしゃる方が多いので、そういう本は読んでおきます。
・反省会はありません。もし反省することがあれば、金曜日の打ち合わせのときにやりますが、だいたい私は、「反省を母親の胎内に忘れてきた」といわれていますから(笑)。あまり「反省、反省」といっても効果がないとみなさん思っているんじゃないかしら。放送は必ず見ています。そこで細かく反省することはありません。ただ、「ここで聞き逃したな」と思うことはありますね。「どうしてあのことを聞いておかなかったんだろう。でも時間がなかったからしょうがない」と思う。仕事として見るということよりも、視聴者のみなさんと同じように楽しく見ています。
・人には必ず話がある、それから、人には聞きたいことがある、といつも感じます。しゃべるのは嫌いだという人にも、必ず話したいことはあるはずだと思います。絶対に面白くないはずがない。みなさん信頼して来てくださっていて、心が少し開いているということがあると思います。それでも、ふだんはアガったおとなんてないのに、緊張しています。なんていう方もいらっしゃいます。なるべく私が「大丈夫です」って言うんです。「いざとなったら、私がしゃべります」って。
インタビュアーの永江朗氏はいう。「黒柳さんはとても親切な人だ。たとえば相手にAという事柄を伝えるときも、それだけ切り抜いて伝えてのでは相手がわかりにくいだろうと思い、Aに至るまでの事情や周辺の事情についても語ってくれる。それが相手への親切でありサービスであることは、たとえば黒柳さんへのインタビューテープを聞き返すとよくわかる。ところがそれを「おしゃべり」と誤解する人がいる。相手のためを思って一所懸命に説明したことを、「おしゃべり」とからかわれたのでは立つ瀬がない。そのことでずいぶん悲しい思いをしたこともあるという。」
さすがのプロ意識だね。この爪の垢ほどの準備力があったらね〜。( ..)φメモメモ おススメよ!