「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜ライターになるには!?…『書いて稼ぐ技術』(永江朗)

書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)

書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)

仕事柄、多くの人の前で話をしたり、原稿を書いたりしている。このブログもそうだけど。(^。^) 
たまに文章上手いですねっ、とか本を書かないんですかっ?…とおだてられて木に登ってしまう。(^_^;) ダメよ!私はミュージシャンだからなんだから!

さて、フリーライター永江朗氏。フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。自らのキャリアをどのようにデザインするか。そして、世間をどう渡っていくか―。文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」。そのツボとコツを紹介しよう。



フリーライターは元手のいらない商売です。一昔前は原稿用紙と鉛筆さえあれば、いいました。今では最低限必要なのは、インターネットにつながられるコンピューターと携帯電話があれば、住む場所、仕事をする場所を選ばないということです。こんな時代だからこそ、フリーライターなのです。


出版不況だからこそ、フリーライターは出版の枠にとらわれずいろんな仕事ができます。雑誌や書籍だけでなく、電波でもネットでも仕事ができます。広告の宣伝文を書くことも、ラジオ番組の台本を書くことも、イベントの企画をすることもできます。しなやかさとしたたかささえあれば、フリーランスとしての強みを発揮して、しぶとく生き続けられます。


営業で編集者が見るのは、「人柄」です。「感じ」といってもいい。「この人は信用できるな」と思うかどうか。これは文章のうまい・下手とは関係ありません。おもしろいネタをい拾ってくるかどうか、おもしろいものの見方をするかどうか、取材先などといい関係をつくれるかどうか、そして何より編集者といい関係をつくれるかどうか。ミもフタもないいい方をすると、「一緒に仕事をしたい」と思うかどうか。


企画書でいちばん重要なのはタイトルです。タイトルの勉強には、本の目録と雑誌の目次が教材になります。特に、「週刊新潮」や「週刊文春」など総合週刊誌のタイトルは勉強になります。なにしろ、週刊誌は新聞広告と電車の車内吊広告に書いた見出しだけで読者を引きつけ、駅売店や書店で買わせなければなりません。


・インターネットの検索サイトは、上位に出てくるサイトだけではなく、できるだけ下位にあるものにも目を通すうようにすることです。なお、ネット上の情報を鵜呑みにしないのはいうまでもありません。というか、ネットに限らず、あらゆる情報は眉唾物である、と考えるべし。


フリーライターとして仕事をするときは、同じテーマの同じような本を大量に読むことをおすすめします。ムダなようなことをあえてすることによって見えてくるものもあります。また、そのテーマに関する本質が見えてきます。私はこの現象を「球が止まって見える」と呼んでいます。松井やイチローにとってピッチャーの投げたボールが止まって見えるように、そのテーマの本質が見えてくるのです。


資料を読む時は付箋を活用します。気になったところ、これは原稿に使えると思ったところには、どんどん付箋を貼っていきます。付箋なんて貼らなくても、ページをめくればすぐ見つけられるさ、と思ったりするのですが、やはり付箋を貼るのと貼らないのとでは、後での作業効率がぜんぜん違います。


取材の質はいい質問ができるかどうかにかかっています。そのコツはたくさん考えること、もうひとつは粘り強く考えること。とにかくたくさん考えます。どんあ取材でも、質問が十個でも少ない、まあ百個はほしいところです。そこから絞り込んで三十個に絞り、さらに十個に絞り、呼びに五〜六個とっておきます。たくさん質問を考えるためには、ふだんから頭を問題発見モードにしておく必要がありますたえず問題を発見する癖をつけておけばいい。粘り強く考えるというのはそういうことです。取材における質問は、5W1Hが基本です。いつ・だれが・どこで・なにを・なぜ・どのようにしたのか。


その他、かなり具体的なやり方や経験談が満載!ライターやってみたくなるなあ!この本もオススメ。


BOOK〜黒柳徹子の準備力!…『話を聞く技術!』(永江朗
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091007