一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「「視聴率」50の物語」(ビデオリサーチ編)

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昔と比べてテレビを観なくなったなあ……。朝と夜のニュースとバラエティぐらいかなあ。連続ドラマも映画も見ない。ザ・ベストテン「8時だヨ!全員集合!」のようなオバケ番組もなくなったもんなあ。そもそも一家団欒ということ自体なくなっちゃったもんなあ。(笑)

 

さて、この本。「テレビ番組視聴率調査が始まって50年。その間、数々の高視聴率番組や話題作が生まれ、時代を彩ってきました。そんな名番組に関わった脚本家、演出家、放送作家ニュースキャスター、プロデューサーら50人に、名番組の舞台裏、視聴率の功罪、今日のテレビへの提言などを聞きました。巻頭特集、名シーンとともに振り返るテレビ番組50年の歩み。巻末付録、視聴率ベスト10の50年」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
黒柳徹子「テレビが世の中をおおむねよくしたと信じたい」
 
徹子の部屋を始めてから、テレビドラマはやるまいと決めました。ドラマの役柄の印象が強いと、そういう人がインタビューしていると、見ている方が思ってしまう。それはよくないと思ったので、テレビに出るのは「わたし」で出るものだけにしようと。『ザ・ベストテン』『世界ふしぎ発見!』も「わたし」で出る、芝居は舞台だけ出る、と・そういうふうにはっきり分けたんですね。
 
私は自分が好きで、自分がいいと思って出ている番組が悪かろうはずがないと思ってましたので、視聴率を基にしたことって一度もないんです。テレビに出ていて、これほど視聴率を気にしてない人間もいないんじゃないかと思いますよ。ザ・ベストテンは楽しみでしたね。青春という感じがしてね。私たちの青春はあそこにあったというくらい楽しかったです。
 
 
澤田隆治「面白い番組をつくれば、いまでも視聴率40%は取れる」
 
アメリカのテレビディレクターの平均寿命は45歳だという記事を読んだんです。ぼくは、そうだろうと思った朝日放送に入ってから徹夜、徹夜だった。家には着替えに帰るだけ。ストレスが原因の病気は全部やりました。胃潰瘍から肝硬変、ヘルペスメニエール病など。45歳で死ぬのだから、それまでに何とか名前を残したいという気持ちで必死にやってたら、不思議なことに生き残っているあとは余生だと考えていますから、少しでもみんなのためになることをやろうと思って生きています。
 
 
・藤田潔さん「感動と悦びを与えられる「視聴率」がもっとも大切」
 
11PM(65年11月放送開始)が始まる午後11時は、そもそも当時テレビでは放送が終了していた時間帯です。すなわち視聴率が0%だったところに番組を立ち上げたわけです。「もう人が寝ている時間に誰が見るんですか」と提供スポンサーがつかず、局は腹を決めて、提供スポンサーなし、オールスポットセールスだけでいこうと、冒険でしたが覚悟してスタートしまいした。そのなかでサントリーの30秒生CM枠を大橋巨泉が担当し、それが話題となってスポットCMがどんどん売れだし、視聴率も取り始めました。11PM』の成功は、出演者の面白さもさることながら、提供スポンサーがなかったことで、プロデューサーやディレクターが自分の好きなように番組づくりができ、25年も続く大人が楽しめるニュースワイドショーに成長したのです。
 
 
テリー伊藤「みんな興味があることを、どれだけポップに見せるかがテレビ」
 
ぼくの仕事における信念は「仕事は人生を含めて、なめてかかって、真面目にやれ」です。たぶん、メジャーに言った松井秀喜さんにしろ、イチローさんにしろ、「俺たちは甲子園を目指してずっと必死で練習して、基本ができているんだから、こんなベンチでガム噛んでいるメジャーの連中に負けるわけがない」と心で思っているんじゃないですか。いわばなめている。でも、自分の仕事は、真面目にやるわけです。
 
 
秋元康 「視聴率という地図が、テレビの方向を示してくれる」
 
紅白歌合戦』『8時だョ!全員集合』にしても、お茶の間という言葉があった時代のおばけ番組ですよね。その時代は子どもからお年寄りまで楽しめる最大公約数という言葉が存在したんです。それは時代とともに細分化されて、最大公約数ではなくて、最小公倍数になってきました。ただ、最大もあるとは思います。時代は変わっても人気持ちを変わっていない。ラブレターも、電話になり、留守電ができ、ポケベルになり、携帯になり、メールになった。でも、好きな人からの返事を待つとか、彼氏や彼女はどこにいるんだろう……という気持ちは、ずっと変わらないんです。よくAKB48の歌詞について、10代の女の子の気持ちをなぜ書けるんですか、とたずねられますが、それはぼくが中学生、高校生の時、どんなことを思っていたかということを変換しているだけなんです。つまりぼくの仕事は、世代を世代をつなぐ「通訳」をすることだとぼくは思っています。

 

華やかなテレビの裏方のハナシは実にオモシロく説得力がある。オススメです。(・∀・)

 

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