「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜まったく違う要素をつなげよう!…『つなげる力』(藤原和博)

つなげる力

つなげる力

リクルートのスーパー社員であり、民間初の公立中学校校長を努めた、藤原和博氏。(^^♪ 著作は、ここでも一度紹介したよね。


BOOK〜相手にインパクトを与えるには?…『自分「プレゼン」術』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080413

公立中学でありながら、今までの常識にとらわれずに、さまざまな改革をして、話題を呼んだ藤原氏。そのキーワードが「つなげる力」現代社会のさまざまな問題は、「つなげる」ことでドラマチックに解決していく。「つなげること」でまったく新しい地平が見えてくる。そのツボとコツを紹介しよう。



・コンビニは「日常生活でほぼ毎日必要なもの」を「一人暮らしか個別の食事を求める家族」に結びつけた。そしていつでもどこでも「つなげる」だけで圧倒的な成功を収めたのは、ケータイという大ヒット商品である。


地元の商店街の人に頼んで、砂ぼこりの校庭を芝生に変え、荒れ地を畑にし、そこで収穫されたキャベツを給食の食材に使ってもらった。毎週月、水は近隣のお年寄りが芝生の上でのラジオ体操に集まるなど地域の人々と生徒たちをむすびつける。土曜日は、地域集歳の自主的な学びの場、「土曜寺子屋=通称ドテラ」を開催、120名のボランティアを使い図書館を子供が集まるようにリニューアルして、利用者を10倍に。英語をもっと勉強したい生徒に「英語アドベンチャーコース」を土曜日にスタートさせた。


・昔のように「できる子」、「できない子」、「ふつうの子」の3種類ではない。例えば、数学ができない子がいるとすると、「算数の計算が苦手な子」、「文章題(読解)が苦手な子」、「学習になんらかの障害がある子(LDやADHDなど)」、「親の離婚や虐待など家庭内のトラブルで、とても落ち着いて学べない子」、「やればできるのに、なまけグセのついちゃった子」というようにいくつものグループに分かれる。だから、同じことを平等にやるだけでは救われないのだ。


・情報収集力をつけるためのテクニック  (集中力+バランス感覚)×情報編集力がつく

1 作文は会話から始める

2 問題を図で整理する

3 テレビ・パソコン・ケータイの時間を制限する

4 失敗に対して寛容になる


「よのなか」科は「つなげる」学問である。何と何をつなげたのか?文字どおり「学校の授業」と「世の中」とをつなげたのである。その結果、子どもたちは、世の中で起こっている現実と学校の授業とのリンクに気づく。知識を押しつけるより、学ぶ動機づけも高まるはずだ。
例えば、ハンバーガー店をどこに出店すれば儲かる店になるのか?」「自転車放置問題はどうすれば解決するのか?」「もし誰も迷惑をかけない方法が可能だとすれば、自殺は是か非か?」など学校ではタブーにしてしまう社会的に重要なテーマも取り上げる


・人間の行動は、誰か他人に働きかけ、相手を動かすコミュニケーション活動に満ちている。「自分がイメージするよう動いてくれる」ことである。


他人の動機づけエンジンに火をつける5つのポイント

1 目に見える成果(関係者全員が実感できる成果を共有する、早め早めに成果をあげる)

2 言葉遣い(曖昧な抽象論では人は動かない。数字をあげ、具体的な行動レベルまで落とし込んで話す

〜「子どもたちの目が輝くように、心豊かに育んでほしい」という代わりに、どういうときに「子どもの目が輝く」のか具体的に述べるべきだ。
「給食がおいしくて、子どもたちがお替わりをいっぱいするように。体育の時間にはさっと着替えて我先に出ていくように、読書するだけではなく、その感想をあらゆる機会に述べ合うように」と表現するだろう。
「売り上げが厳しいのでもうひとがんばりしていただきたい」では具体的ではない。「売り上げがあと3000万円足りないので、1、2、3課とも新規顧客から500万円、既存顧客から500万円をあと1週間で売り上げて下さい。新規アタックリストはここに用意してあります。なお、新人で電話アポイントのとり方がわからない人には、今週1週間は研修を行います。追加受注の可能性は、A、B、Cのランクに分けて可能性を今日中に洗い出し、Aランクのお客さまには私自身が同行します」など。


3 リズムとテンポ(自ら機会を作り出すこと、走りながら考えるのが基本)

4 お金の裏付け(お金の話をタブーにしない、当たり前の経済感覚を身につける)

5 それぞれの動機づけ(人は自分の動機づけが実現する場で動く)


ホントだよね〜、みな、「つながりたい」という強い願望を抱えて生きているんだよね。みな淋しいんだろうね。(^。^)「人は、あなたとつながりたいと思うときに動き、そう思わないときには本気では動かない」これは名言だね。
このブログも私とあなたをつなげているんだよね、ありがたいね。オススメよ!(^。^)


藤原和博の「よのなかnet」
http://www.yononaka.net/