いや〜この本もオモシロイわー!せっかちで、待てなくて、我慢強くないワタシにとっては、耳が痛いテーマです。 (笑)(・.・;)
「マシュマロをすぐ1個もらう? それともがまんして、あとで2個もらう?」これは、行動科学で最も有名なテストのひとつ、マシュマロ・テストである。このテストの考案者である本書の著者ウォルター・ミシェルは、マシュマロを食べるのをがまんできた子・できなかった子のその後を半世紀にわたって追跡調査し、自制心と「成功」との関連を調べた。人生で成功する子は、初めから決まっているのか? それとも、そうではないのか? 長年の追跡調査でわかってきた、人間の振る舞いの不思議を、マシュマロ・テストの生みの親自身が綴る待望の一冊」そのエッセンスを紹介しよう。
・なぜ本書を書く気になったかといえば、基本的には、 将来のためなら今すぐ欲求を満たすのを我慢するというのは、 あとから身につけられる認知的スキルであると信じているからであ り、それを裏づける成果が得られたからだ。 このスキルは幼いことから明らかで測定することができ、 一生にわたった人の権利や心身の健康に、 重大で長期的な影響を及ぼす。何よりも重要で、 教育や子育てでの効果を考えると胸が躍るのは、 このスキルには伸びしろがあり、 今やわかっている特定の認知的戦略で高められるかだ。
・なぜ本書を書く気になったかといえば、基本的には、
・マシュマロ・テストの結果は、 本当はいったい何を示しているのか? 欲求の充足を先延ばしにする能力は、 あらかじめ組み込まれているのか? どうすれば先延ばしにすることを教えられるのか? この能力のマイナス点は何か?
・カナダの認知心理学社ダニエルバー・ラインは、あらゆる刺激が持っている、相反する二つの面を指摘した。まず、 魅力的で欲求をそそる刺激には、人を夢中にさせ、興奮させ、 動機づける特質がある。 だからあなたはマシュマロが食べたくなり、 食べれば快感がえられる。一方、刺激からは認知的に捉えられる、 非情動的な特徴を与える、 叙述的な手掛かりも得られるーマシュマロは白くて丸く、 ずんぐりしていて柔らかく。食べられるというような。 だから刺激が私たちに与える影響は、 その刺激を私たちが頭の中でどのように表象する(思い描く) か次第で違ってくる。人を興奮ささえるような表象は、 動機づけを与えるホットな刺激の特性に焦点を当てる。 マシュマロの、もっちりした食感や甘さといいう特性や、 喫煙中読者にとっては、 吸い込んだタバコの煙の味わいといった特性だ。
・このホットなフォーカスは、マシュマロを食べる、 タバコを吸うといった、衝動的な反応を自動的に引き起こす。 それとは対照的に、クールな表象は、刺激のもっと抽象的で、 認知にかかわる、情報提供元としての側面に焦点を当て( マシュマロは白くて丸く、小さくて柔らかい) 私的の魅力を強めたりすることなく、 それがどのようなものがを教えてくれる。あなたはそのおかげで、 その刺激に飛びつく代わりに「クールに考える」ことができる。
・ホットシステムとクールシステムは、 互いを補うかたちで絶え間なく相互作用し、 一方が活発になるともう一方が活動を弱める。 現代社会の果てしないストレスとは日常的に直面しており、 そこではホットシステムがしばしば優位に立ち、 クールシステムが最も必要なときに、 それが使えない状態になっている。
へー!!!オモシロイっ!!!これ、日本でも当てはまるんだろうねえ。忍耐って大事なんだね〜!オススメです。(・∀・)