「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『島田紳助はなぜ好きな事をして数十億円も稼ぐのか』

島田紳助はなぜ好きな事をして数十億円も稼ぐのか―蓄財術は島田紳助に学べ!

島田紳助はなぜ好きな事をして数十億円も稼ぐのか―蓄財術は島田紳助に学べ!

ここでも何度か紹介した島田紳助。(^◇^)今や芸能界でトップを走るスーパー司会者だよね。


BOOK〜『島田紳助の話し方はなぜ9割の人を動かすのか』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090728

BOOK〜珠玉のエッセイ!…『いつも風を感じて』(島田紳助
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080831

BOOK〜『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』(島田紳助
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080620


さて、この本は紳助の恐るべき財テク術・金銭哲学」を徹底的に分析したもの。彼のお金の使い方は、独自の金銭哲学によるものであり、下積み時代からの人間観察によって、培われてきたものだといえる。その極意を少しだけ紹介しちゃおう。(^−^)


・10年間司会を務めたサンデープロジェクトでは、素人という立場から、政治や経済を一生懸命勉強した。また投資のことも、まったくゼロから勉強した。紳助の最大の特徴は、分からないことは分かったふりをしないということであろう。つまり勉強はするけれども、柔軟な思考を常に持ち続けることが出来ているということだ。


・由美子夫人は子供にも、無駄な贅沢はさせなかったようだ。必要なもの以外には、どんなに安いものであれ、お金を出さなかったという。ところが夫の夢だけは邪魔をしない。彼が「映画を撮りたい」と言いだせば、資金をキッチリ支出する。「バイクチームを作る」といえば、その設立・運営費用はおろか、自宅に出入りする大勢の若者の食事もつくる。「田舎で暮らしたい」といえば、不便なことに不満を漏らすこともなく、山間の新居に移り住む。


・仲間や後輩と飲みには行くが、せいぜい居酒屋か子料理程度。一人5000円程度であれば、紳助が全部出すが、それ以上だったり人数が多いときは割り勘にすることもあるという。「それ以上出すと、友達でなくなるから」と紳助が語っている。


・紳助はおどろくほど冷静に自分を見つめ、将来を見つめていた。漫才ブーム絶頂時も浮かれなかった。「この後は“ピン”の時代が来る。その時どうするか。そればかり考えていた」という。相方だった松本竜介によれば、漫才ブームの頃から大橋巨泉さんのように、テレビに頼らなくても食っていける方法、事業計画も立てておった」らしい。


・若手時代の紳助は、より高いレベルを目指して緻密なネタ帳をつけていた。自分のネタだけでなく先輩や同僚の舞台を見て聞いて、思ったことや感じたこと、何でも書きつける「研究ノート」だ。オール巨人などは、紳助のノートを見て、その研究熱心ぶりに度肝を抜かれたと語ったことがある。「ネタ帳にビッシリとネタが書いてあり、24時間いつも漫才を分析している」と竜介が証言する。


・その「研究ノート」は形をかえて、投資についても同様の作業をしている。「疑問が湧いたことはノートに書き留め、専門家に聞いたりしてわかるまで勉強する。それらをすべてノートに書くんです。一問一答形式で見やすく整理して」


・紳助が“心の師匠”と仰いでいた大物・上岡龍太郎がいう。「芸人だけを集めて、台本なしで番組を作ったら、MCとして主導権を握れるのは、さんまと紳助。それで素人相手にしゃべったらさんま。芸能人相手なら紳助が上」


・紳助がオーナーの「寿司 はせ川」。本名である長谷川を店名にいれたことからわかるように、力の入れ具合が違う。店のデザインも有名デザイナーと協力して設計。隠れ部屋、席に着くまでの砂利道などすべてを考えている。寿司職人も、「寿司職人は自分の分身」と語るほど、この店に賭けている。


「寿司 はせ川」 オフィシャルサイト
http://www.sushi-hasegawa.com/


…、すごいなあ。いつも謙虚に上を狙っているしたたかな紳助!『資産数十億円!なにわの不動産王』 『芸人、そして事業家』 『一歩先を読む。紳助流生き残り戦略』などは特におススメよ!(^◇^)