- 作者: 久留間寛吉
- 出版社/メーカー: あっぷる出版社
- 発売日: 2011/07/01
- メディア: 単行本
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さて、この本は引退前に書かれた本。「下ネタから海外情勢まで」得意とした紳助の名言集なのだ。そのエッセンスを紹介しよう。
・「俺も親は初めてやから、分からへん。でもな、子どもは一回経験してる。だからお前らの気持ちは一番わかるで」
・「勉強ばかりして、何になんねん」次女が疑問に返した言葉が、「人生の選択肢が増える」だった。「言うたら、小遣い1,000円と一万円の差。一万円あれば300円の物買うてもいい。でも1,000円で2000円の物は買えない。(志望校合格が)無理かどうかは別として、お金を少しでも貯めといたら、選択しが広がるんですよ」
・「夫婦(のケンカ)は、プロレスやねん。彼女(とのケンカ)では、ストリートファイトやねん。最後まで殺し合うかもわからん。でも夫婦というのは、どんなケンカしても3カウントで離す」
・(磯野貴理に向かって)「浮気よりも大切なものがあるやろ。お前、ここ(浮気)だけを見て、悪い!って騒いで。だけど一歩下がって全体見てみ〜。彼は95%いい人やで。悪口の言い合いしたら、いっぱいある。そんなん、そこだけ言い合ったら終わってしまう」
・(妻に)「二人でチームとしてやってきた。それでいい成績を収めたのは二人の成果や。俺が目立つ、お前は目立たない。だから『私は役に立ってない』とお前はへこむ。でも、そうじゃない。メカニックとレーサーがいて、はじめてレースに出られたんや」
・「お前が俺と結婚したとき。俺が将来どうなるかはまったくわからなかった。走るか走らんかわからん馬に賭けたみたいなもんやから、その馬が走ってる限り配当は貰うべきや。走るか走らんかわからん馬を馬主として買うたんやから、その馬が引退する賞金の配当を受ける権利はある」
・「毎日が結婚記念日やないかと。普段が大事。365分の11を祝うよりも、365日のうち300日ぐらい、300回ぐらい感謝の気持ちを持ったほうが幸せやねん」
・「夫婦仲悪いと、子どもは非行に走る。非行は親へのメッセージやで」
・「ボクは年一回、借金がどこにあるのかとか、ローンがどこに残っているとか、全部ノートに書いて、うちに置いてあるんです。35歳ぐらいから。 ボクが死んでノート見て、自分たちが知らん人がきて金貸してる、言ってきたら、それはウソやと。その裏に(死後に)どうしてほしいか書いてあるから」
・「月に一度、オヤジに会いに行ってんねん、京都に。危篤になったらオレ。(仕事の都合で会いに行けるかどうか)分からんで。今、(父親の)意識あるやろ、元気やろ。だから会っておく。全然帰らんといて、危篤になっても帰らんというのは、芸人としてもアカンと思う」
・「嫌いな人の悪口は言ったことがない。ボクがテレビでボロクソいうてる人は、ボクが大好きな人」
・「結婚は自分の命と同じ人を探す旅なんです」
・「恋愛は眠るより大切な時間になるんですよね」
・「恋愛は予防接種と一緒。一つずつ受けて成長していくんや。恋の病気は治らんぞ、と」
・「高校生で付き合うのは遊びとちゃう。娘には、ちゃんと予防接種しなさいと怒りました。ちゃんと恋してフラれて心に傷ができて、かさぶたが取れて大人になっていく」
・「『勝手に好きになっていいですか?』って言うのがノーリスクな方法。『付き合ってください』って言われたら、返事に困るし重い。ボクが勝手に好きになるだけ。だからフラれることもない。返事もいらんからリスクがない」
・「強く念じるとなれる。それに向かって努力する。神社とかで手を合わせるやろ?あれ、エエ加減にやったらアカンらしいで。信じる気持ちなんやって。今年こうなりたいって100円(お賽銭)入れて、本気で信じなければ、なれない。あれは内に向けた信念なんです」
・「今日、経験したことは新しい絵の具。今は使わないかもしれないけど、いつ使うかわからん絵の具の種類をたくさん増やさないと。いざ絵を描くときに、絵の具は多い方がいい。だから明日からでも行動して、新しい絵の具を手に入れろって」
・「本に書いてあることは、脳で覚える。だから、咄嗟にしゃべれない。でも、(自分で経験したことを)心で記憶したら、そのときの感情を思い出しながら、自分の言葉で全部しゃべれる」
・「老後に残すのは金と筋肉と友だちですよ」
深いねえ…。紳助に復帰して欲しいと思っているのは、私だけだろうか?(^。^)この本もオススメ!
BOOK〜『島田紳助 100の言葉』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110625