- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1979/05/29
- メディア: 文庫
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以前ここでも紹介した星新一氏。(^v^) 東大農学部出身だから私の先輩だね。…東大じゃなくて農学部の、ね!(…わかってるっつーの!)(^−^)
BOOK〜現代を予言した1970年の書!…『声の網』(星新一)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090722
この本で火がついて、30年ぶりにまた読んでみようかな〜!?と思って読んだのが、昭和40年発行のこの本。オモシロイ!古さを感じない!(^◇^)全40編が入っている、ショートショート集。 その中の一部を紹介しちゃおう!
【笑い顔の神】
小さな村に住むある男は、いつも「簡単に金持ちになりたい」と思っていた。
ある日畑仕事をしていたときに木で出来た像が出てきて、「わしは神だ」という。するとどんどんいいことが起こり男の財産は増えていく。「ありがたいことです。福の神さまの実力が、こんなにすばらしいものだとは!」 「なにか勘違いしているようだな。わしは貧乏神なのだ」。さて、笑い神の正体とは!?……あとは読んでね。(^−^)
【古代の秘法】
「のちほどすばらしい話を発表します。その前祝ですから」景気のいい大きな食品会社の社長が各界の著名人を呼んで盛大な食事会を開いていた。「実は社会貢献の一部で、南方の奥地に学術探検隊を派遣し、たいへん長命な種族の健康の秘法を発見したのです。壁に書かれた古代の文字の解読に成功したと専門家から電話がありました。その学者がまもなくやってきます」やがて学者が到着。では発表します。「現代の言葉に訳しますと…」さあ、その衝撃的な内容とは!?…あとは読んでね。(^v^)
【未知の星へ】
銀色のロケットが地球を出て数年、宇宙を飛んでいた。みんな退屈していた。「確かに宇宙船内の生活は単調です。しかし、その点は地球で暮らしていても同じ。それを考えると新しい星、新しい世界への期待がありますよ」そのとき未知の宇宙船が前方に見えた。そして円筒状の何かを発射したのだ。それを慎重に外したら、中にパンフレット状のもの。それを解読した。その中身とは!?…あとは読んでね。(^◇^)
【愛の指輪】
ある青年が古道具屋で異性を結びつける魔法の指輪を見つけた。一つは男。一つは女の指にはめると二人は結婚せざるをえなくなるという。青年はどうしても結婚したいと考えている女性にその指輪を手紙を添え、贈った。あまり詳しい説明をするとしてくれない恐れがあるので詳細はいわずに。女性から手紙がきた。「あなたの気持ちはうれしいのですが、結婚はできそうにありません。実は後見人である伯母の家にいて、いつも監督されているのです。せっかく送っていただいた指輪も、私から取り上げてしまったほどで……」さて、青年は!?…あとは読んでね。(^−^)
ショートショートは時間がないときでも読めるから、いいよね。結論を知りたい方はぜひ読んでね!