「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜感動の11講義!…『街場の教育論』(内田樹)

街場の教育論

街場の教育論

ウチ(SA)のミッション、教育を通じて社会貢献するということ。(^−^)21世紀になり、便利な世の中になったけど、人間性やコミュニケーション能力は進歩しているのだろうか?
いろんな地球環境問題があるけれど、教育環境の破壊、コミュニケーション環境の破壊も環境問題の一部だだよねえ。(^−^)

さて、この本はタイトルほど難しくありません。(^v^)著者は思想家、エッセイストの内田樹(たつる)氏。学校、教師、親、仕事、宗教…… あらゆる教育のとらえ方がまるで変わり、「学び」の本質を見事に言い当てた、驚愕・感動の11講義!その一部を紹介しよう!


・イギリスのトニー・ブレアさんが首相に就任したときにこう言って、議場の拍手喝采を浴びた。「私が優先的に実行しなければならない政治課題が三つある。それは教育、教育、そして教育だ」 英国の社会的な不調の根本原因が教育にあるということについては、国民的な合意があったということなのでしょう。


・以前にある出版社の編集者四人に「みなさんはどういう基準で、面接のときの合否を決めているのか」と聞きました。その編集者はどなたも、これまでに数百人の面接をしてきた経験者たちです。彼らが異口同音に言ったのは、「会って五秒」で合格者は決まるということでした。受験者がドアを開けて入ってきて、椅子に座って、「こんにちは」と挨拶したくらいのところで、もう○がつく人には○がついている。残り時間は、×をつける人に「どうやって気分よく退室していただくか」のサービス時間なのだそうです。それは、「この人といっしょに仕事をした時に、楽しく仕事ができるかどうか」、それを判断基準にしています。


・似たようなことで、ゼミの面接があります。私のゼミは80人くらいが面接を受けに来ます。こんなことがありました。会議が延びて、開始時間に遅れてしまった。「ごめんね、遅くなって」と詫びてドアを開けようとしたら、「ちっ」と小さく舌打ちした学生がいた。これはもう瞬間的にペケですね。面接が始まる前にペケ。学生たちを中に入れて、「適当に座ってください」と言ったときに、入口近くの椅子にどんと座って、あとの学生の通り道を塞いでいる学生がいる。彼女のせいで廊下にいる学生が中に入れない。これもペケ。わかりますよね、私の基準。その学生が個人的にどれほど知力に優れいていようとも、ゼミの全員が気分よく勉強する妨げになる可能性があれば、私は採りません
その人がそこにいると、その感化力で、周りにいる人たたいが少しだけ元気になって、少しだけ輝きを増すような、そういう「集団のパフォーマンスを高める知識と技術」が何よりも求められています。


ウチ(SA)のようなコミュニケーションスキルが、求められる時代になったね!(^◇^)この本も併せておススメ!


BOOK〜頑張っているあなたに!…『疲れすぎて眠れぬ夜のために』(内田樹
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080328

内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/