ワタシは、人生の経験値として、様々な経験を積んできたが、フツーの人が経験して、ワタシが経験していない唯一といっていいモノが「タバコ」。(・∀・)
父がタバコを吸っていたのを幼心に見ていて「オレは大人になっても絶対にタバコを吸わない!」と、誓った(笑)。それ以来、遊びでも一切、吸ったことがない。タバコ童貞なのだ。(笑)
「ベストセラー作家でも、愛煙家は肩身が狭い……もはや絶滅寸前のたばこ飲みたちが、たばこへの愛、喫煙者差別への怒り、禁煙の試みなどを綴ったユーモアとペーソス溢れる作品群。年々強まる嫌煙社会へ一石を投じる?芥川龍之介から筒井康隆、内田樹、いしいひさいちまで。作家と煙草、異色のアンソロジー」そのエッセンスを紹介しよう。
・「たばこの効用ってのは、煙にあるんじゃないだろうか。ユラユラ、モクモクと動く煙を見ているうちに、無意識に心が開放されていくんやね。暗闇の中でたばこを吸ってごらんなさい。味も何もしやしない。第一、吸う気にならない。心が解放を求めるとき、反対にいえば心が極限状態にあるときほどたばこに手が伸びていくんやね。だから小説家なんて酒とたばこと妄想の日々よ」(開高健)
・喫煙習慣について、あまり知られていない事実がひとつある。それは「タバコは見ず知らずの人から貰ってもよい」ということである。これは献酬や喫煙が、起源的に「共同体立ち上げの儀礼」で会ったことの名残をとどめている遺習ではないかと私は考えている。(内田樹)
・「脳細胞の働きが速すぎて、周囲と合わせるのにブレーキかけなくちゃならないだろう。四六時中それをやってると、くたびれちゃうんだなあ。ところが、タバコを吸うと、脳細胞の動きが緩やかになってくれて、ちょうどよくなるんだよ。だからタバコををやめるわけにはいかなんだ」(米原万里)
・「タバコを吸いたくなった時の心理状態や、吸っている最中の感覚を、じっくり内省的に観察してみたことがある。そしてこれは薬物を吸っているのではなく、時間を吸っているらしいことに気付いたのだ。もしくは時間を変質するこころみと言ってもいいかもしれない。無理に比較すれば、爪を噛む習慣に似ているような気がする」(安部公房)
・「つい最近タバコをやめた。半生をタバコと共に生きてきた。喫煙界ににいれば大ベテラン、大御所、永年勤続、いずれ常務取締役の声もかかろうというぐらいの古顔である。非喫煙業界では全くのシロウト。右も左もわからない。(東海林さだお)
……一度くらい煙草を吸ってもいいかなあ……いや、止めておこう。それはそうとしてオススメです。(・∀・)