「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

CINEMA〜もし加害者の家族になったら?…『誰も守ってくれない』


監督:君塚良一 出演:佐藤浩市志田未来松田龍平柳葉敏郎ほか
誰も守ってくれない 
http://www.dare-mamo.jp/


いや〜!ショッキングな映画を見ちゃいましたっ!\(◎o◎)/!第32回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門最優秀脚本賞を受賞したこの作品。


この映画の大きいテーマが犯罪者家族の保護。知らなかったんだけど、未成年者による凶悪事件が発生した場合、警察は犯罪者の家族を保護する場合があるんだってさ。(・。・)過去の事件で犯罪者の家族がマスコミからバッシングを受け、自殺するケースが相次いだことから、このような形をとるようになったといわれている。


とある平凡な4人家族の18歳の長男がある日突然、小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕された。家の周りはあっという間にマスコミに囲まれている。呆然とする父母と妹。そこに、警察と家庭裁判所の職員が家に入る。
そこで強制的に(?)離婚の手続き。本名のままだと今後の生活に支障を来たすからだ。そして、勝浦刑事(佐藤浩市)が、その容疑者家族の保護の担当になる。
彼の使命は、加害者家族をマスコミの目、そして世間の目から守ること。勝浦は、容疑者の妹・沙織(志田未来)を連れて逃避行に出る。

「なんで学校に行っちゃあいけないの!私は何にも悪いことしてないのに!悪いのはお兄ちゃんでしょう!」

しかし、マスコミの容赦ない攻撃とネット上の掲示板の悪質な書き込みが2人を追い詰めていく…。しかも勝浦には消すに消されぬ過去があった…。さあ沙織はどうなるのか!?

いつもコメントいただくお篠さんも元・刑事さんだからこんな経験をしたのでしょうか?(・。・)

ひとつの犯罪が起きるということは、様々なところの影響を及ぼすんだね。やっぱり人は一人では生きていけないね。

印象に残った勝浦刑事のコトバ。『誰かを守るってことは、その人の痛みを感じるってことだ』
こういう映画を製作するってとても意味のあることだと思う。一度見てみて。おススメよ!(^−^)