裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
- 作者: 山口絵理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/22
- メディア: 単行本
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清水美食研究所
http://blog.livedoor.jp/nsryzr250/
彼から紹介されたのがこの本!マザーハウス社長の山口絵理子氏の人生!壮絶だったなあ〜!(・。・)テレビ『情熱大陸』でも紹介されたんだって!
山口絵理子(バッグデザイナー)情熱大陸
http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/03_16.shtml
小学校でのイジメ、強くなるためにあえて男子柔道部へ入部し激しい練習をくり返し、全国でもトップレベルへ。そして、手がつけられないほどの非行、一念発起し猛勉強で偏差値40からの慶応大学への入学。本当の意味での国際貢献をしたいとアジア最貧国で汚職度世界一のバングラデシュへ。腐敗にまみれた国で見つけた素材・ジュート。やがてバッグ造りで起業を決意。…数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け途上国発ブランド・マザーハウスをつくりあげた。25歳ながら波瀾万丈の人生!そのエッセンスを紹介しよう。
・中学の時、私は柔道部の顧問の先生に言われるがまま、30以上の禁止事項を書かされた。「たばこを吸わない」「お酒を飲まない」「茶髪にしない」「バイクに乗らない」「公共物を破壊しない」「パチンコ屋に行かない」「授業をサボらない」などなど。でも禁止事項は、何度書かされてもやっぱり守れなかった。
・ただ一人男子柔道部に入り、練習量を多くしていった。私は高校の朝練の前に自宅の前にある公園で一人練習を始めた。そして朝と午後の部活が終わってから学校の一階から五階までを逆立ちで上がるというトレーニングを五往復実践した。それから電車で30分かけて町の道場に直行し、また二時間練習をし、それからまた家に帰り一人打ち込み、筋トレをする、三食の前にはいつもプロティンという、今思えばゾッとするような日々を365日、休みなく続けた。
・ダッカで自分の住む場所を確保しアパートに移り住んだ。中に入ると本当に何もない。バングラデシュの場合、本当に何もないのだ。生きるうえで必要不可欠な、ガス、電気、水道、それすらも「ない」のだった。初日は本当に真っ暗で、ガチャガチャ壊れそうなドアの鍵、攻めてくる蚊の集団、怖くて辛くて一睡もできなかった。
・会社の登記の過程で「資本金」が必要だと知った。私はすぐにアルバイトを探した。頑張って貯金して起業するのが普通なのに、私の場合、本当にいつでも順序が逆だった。
・この国の人たちに、モノを作ること、売ることに、プライドを持ち、そして自力で前に進む強さを身につけてもらいたかった。けれど、それ以前にもっと大事なこと。それは、人に感謝する気持ち。この人たちがそれを知らない間に身につけていてくれていたなんて最高にうれしい!
・マザーハウスを起業しようと思い立った当時、スケッチブックに「マザーハウスのミッション!」と大きく書いた。“このバングラデシュに希望の光を灯したい”今まで辛くても苦しくても、続けてこれたのは、この夢のおかげ。
・バングラデシュで見てきた現実の中で自分の人生に最も影響を与えたものは、明日に向かって必死に生きる人たちの姿だった。食べものが十分でない、きれいな服もない、家族もいない、約束された将来もない。そして生活はいつも政治により阻害され、きれいな水を飲むにも何キロもあるかなければならない。そんな人たちが毎日必死に生きていた。ただただ生きるために、生きていた。そんな姿を毎日見ていたら、バングラデシュの人が自分に問いかけているいるような気がした。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」って。
他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。それが、バングラデシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えだった。
タイトルに号泣戦記とあるけど、どれだけ泣いたのだろう。年齢よりもはるかに年輪があるね。まさにウチ(SA)のキャッチフレーズ、「信じるな 疑うな 確かめろ!」を地でいっている。多くの人が勇気付けられること間違いなし!おススメよ!(^◇^)
マザーハウス
http://www.mother-house.jp/
山口絵理子 ブログ
http://www.mother-house.jp/blog/eriko/