「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜鉄人アニキの成功哲学…『覚悟のすすめ』(金本知憲)

覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87)

覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87)

1330試合連続フル出場の世界記録(2008年10月現在)を更新し続ける阪神タイガースの鉄人・アニキこと金本知憲。(^−^) イチロー、松井が去った日本球界では、日本人最高年棒の5億5000万円稼ぎとなり、昨年400号本塁打2000本安打を達成した名選手だ。(^。^)

しかし、彼はエリートではなかった。身体も細かった。心身ともに強くなかった。レギュラーになるのに三年かかった。それではそんな金本がどうしてここまでやってこられたのか?それは「覚悟」を決めたからだ。そんなアニキの「リーダーシップ」「精神力」「強靱な肉体」が赤裸々に語られた本がこれ。そのツボを紹介しよう。


・プロに入ったときの覚悟。「いまは実力が足りないから、期待されなくてもしかたがない。二、三年後には絶対に戦力になる。そのためにもっと、もっと練習しよう」


・レギュラーになったときの覚悟。「どんなときでも絶対に代えられない不動のレギュラーになる」 「真のレギュラーだったら、少しぐらいのケガなら出場するのが義務だ」 「ケガをしていても、それをいわれなければケガではない」多少のケガなら隠してプレーする。満足に走れないのならホームランを狙え。足が痛くて20メートルの全力疾走ができなくても10メートルを思いっきり走れ。右手が使えないのなら左手で打て。そのように覚悟を決めた瞬間、いままで出来なかったことが出来るようになる。人間の気持ちというのは不思議なものだ。


・現在の覚悟。「いつケガをしてもかまわない。でなければ、全力でプレーすることなど絶対にできない」


死球(デッドボール)直後の打席の私の成績は13打数6安打、打率.462である。2003年8月巨人の木佐貫から頭へデッドボールを受けた。後日木佐貫が謝りに来たとき、私は、「気にするな、どんどん投げてこい」といった。というのは、投手の中には、一度頭にぶつけると、恐怖心のあまりか、その後のピッチングがおかしくなってしまうケースをよく見ていたからだ。木佐貫は将来性のあるピッチャーだし、家族もいるだろう。こんなことで自信をなくしてほしくない。木佐貫も真剣勝負をした。私も真剣勝負をした。


・シーズンが終わった日から、来年に向けての戦いは始まっている。オフは遊ぶためのものはなく、来シーズンに備えるためにある。私の仕事は野球である。野球をすることで人よりたくさんのお金をもらっている。とすれば、ふつうの人より自分に厳しくあらねばならない。だから、オフの間も、万全の状態で翌シーズンに臨めるだけの練習をすることを自分に課している。


すごいなあ…あとはじっくりと読んでね。GWにはぴったりの本かもよ!(^。^)

金本知憲 公式サイト
http://www.aniki-mi6.com/