「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜繰り返し反復の強さとは!…『継続する力』(児玉光雄)

継続する力

継続する力

このブログでお馴染みの、イチロー松井秀喜などのスポーツ選手の心理に関しての著書が多い鹿屋体育大学教授の児玉光雄氏。氏の総括的ともいえるモチベーション論がコレ。仕入れが満載だったね。


BOOK〜『なぜモチベーションが上がらないのか』(児玉光雄)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091223


さて、この本は、まるでウチ(SA)のメッセージ「繰り返し反復」と同じタイトル、「継続する力」。この本との出会いが、あなたの運命を変えるかもしれない。この世の中で成功したかったら、とにかくなりふり構わず目の前の仕事を継続することに尽きる。考えてみれば、一心不乱に目の前の仕事を継続すること以外に、仕事で名人芸を身につける方法はほとんど見当たらない。この本に紹介する5人(トム・ワトソン、イチロー金本知憲工藤公康青木功)のアスリートの継続力は、半端ではない。超一流のアスリートに上り詰めても、そこで慢心することなく、飽くなき努力を若い頃以上に積み重ねている。それどころか、常に心身の状態を最高レベルに維持して本番に臨むことを心掛けている。

「量質転化」こそ、あらゆる偉大なアスリートの共通点。この世の中で頭角を現したかったら、とにかく量を稼げばよい。つまり量さえ稼げば自動的に質は高まるのだ。この本が、あなたに「継続力」という人生を成功させる王道の大切さを教えてくれる。そのエッセンスを紹介しよう。



【成功の確率を倍にしたければ、失敗の数も倍にすることだ】(トム・ワトソン)

〜もしもあなたが成功にたどり着けないなら、努力の量が不足しているのでも、能力が欠如しているわけでもない。失敗する数が決定的に不足しているのだ。失敗の数と成功到達率は比例するのだ。失敗の中にこそ飛躍のヒントが潜んでいる。そこから貪欲に何かをつかみ取り次のチャレンジにつなげていく姿勢を持って努力を積み重ねていこう。


【僕がどうして毎日練習をやるか?いい時の状態ってすぐに体が忘れるじゃないですか。それを忘れないように毎日やるのであって、それ以外の何者でもありません。『継続は力なり』なんです。】(イチロー

〜物事を習慣させる秘訣、それは、「毎日同じ時間帯に、同じ場所で、同じことをやり続ける」こと。これを一年間持続させれば、間違いなく新しい才能を身につけることができる。身体を動かして具体的な作業をして、それを身体に強く刻み込んで記憶させるしかない。脳に記憶するだけでは、すぐに忘れる。流動性知能の限界である。一方、身体に刻み込んだ技能記憶は、基本的に終生消し去られることはない。結晶性知能の凄さがここにある。


【10年やっても新しいことが出てくる。新しい気持ちが生まれてくる。そういうことによって野球がますます好きになるのですね】(イチロー

〜いくら継続しても、イチローは飽きない。これほど長期間野球に関わっていても彼は飽きない。その理由は、イチローが飽くなき創造者だからだ。日々飽き飽きあするような同じ内容の作業の中にも、必ず新しいものが潜んでいる。それを見つけ出すことこそ、一流のプロが行っていることなのだ。


【プロとして報酬を受け取っている以上、24時間、365日、プロとしての意識をしっかりと持ち続け、仕事はきっちりしたい。プロとしての責任をまっとうするために、身体が続く限り試合に出場するのは、自分の義務であり、誇りと思っている】(金本知憲

〜当たり前のルーティンワークを黙々と毎日続けること。これそこ人生を成功に導く秘訣なのである、本物のプロフェッショナルの証なのである。例えばあなたがセールス担当なら、「毎日最低一件契約をとりつけること」、開発担当なら、「毎日小さな改良を成し遂げる」でいい。毎日必ず英単語を5つ記憶する。毎日必ず日記を書く、毎日必ず新聞を全面読む、小さなことでいいから、毎日必ずやり遂げる目標を設定して、それを着実に実行していけば1年後にあなたは、驚くほど成長している自分を発見できる


【会社員だったら、とっくに定年を迎えているはずの年齢になってもなお、ぼくはまだ自分のどこあにわずかな輝きを残していると信じています。小さな欠片になってしまったかもしれないけれど、まだすっかりなくしてしまっていないと思っている。そうであるかぎりは、その欠片をちょっとでもいいから、大きく、輝くものにふたたびしようと努力するつもりでいます】(工藤公康

〜工藤はレーニングの鬼である。そのトレーニングを飽きることなく、延々と持続させることができる。最後に決めるのは自分自身。自分があきらめない限り努力を持続させる。その心構えが人生を悔いのないものに変えてくれる。


【プロの練習に慣れてはいけません!プロの練習がこれでいいと思ってはいけません!自分に妥協してはいけません!おしえてもらうことがプロではないのです。自分で考え、悩み、苦しまなくてはオリジナリティは養うことができない!ぼくはそう思っています】(工藤公康

〜日々自己を律し、試行錯誤を繰り返しながら自分を最高の状態にもっていくことが、私たちに求められるのだ。


【自分で言うのもおこがましいけど、やっぱり「継続は力なり」だね。どんなに些細なことでも、続けているとチリも積もれば山となる。評価されるためにやったことではないが、10年20年30年とつづけられてきたことにはむしろ、おれのほうが感謝したいくらいだ。】(青木功


【風邪を引いてしまうのは、自分の不注意でしかない。65年も生きているなから、自分の体調の異変にも気づくことができる。風の引き始めになるべく早く気づき、早急に対応することが重要なんだ。風邪の兆候を感じる身体感覚というものは、やはりトレーニングで培うものだ。そして、トレーニングを行って活発に生きるいことによって、動物的に生きられるようになる。】(青木功


【ぼくはプロ。ゴルフが仕事なんですよ。遊びでゴルフはできないんです。みなさんたちアマチュアと根本的に違うんですよ。一度でもいい加減なプレーをしていると、大事な時にそのプレーが出てしまうことがあるんです。】


すごいなあ!私もこのブログも今日で1193日続いています。これからも継続して行きます!


児玉光雄 WEB
http://www.m-kodama.com/