「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論」(野村克也)

 


弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論


全作品読破を狙っているノムさんの本。またまた読みましたよ〜!(・∀・)


弱者の集団を率い勝利する秘密はここにあった?低迷する球団を強豪チームに育て上げるその手腕とは?。「人間的成長なくして技術的進歩なし」「人間の最大の罪は鈍感である」……。名伯楽の野村監督が、人間教育や組織作りの真髄からWBC優勝の分析まで語り尽くす。そこにはビジネスひいては人生に役立つ知慮や極意が満ちている。プロ野球もこれからがほんとうの山場。スポーツファンはもちろん、「わが社には人材がいない」と嘆く経営者や管理職の方々にもぜひ読んで頂きたい一冊」そのエッセンスを紹介しよう。


WBCの、二大会連続の優勝は「日本の野球は世界一である」ことを世界に証明した。以前から私は「もはやメジャーリーグに学ぶべきことはない」「日本の野球は世界一である」と信じていたのだ。その根拠は、近ごろメジャーリーグの試合を見ても「すごいなあ」と心底驚くことが少なくなったことがあげられる。加えて50年以上もプロの世界で生きているわけで、自然と野球自体を見る目が上がっている。つまり目が肥えてしまっているのだ。


「日本野球は世界一である」という私の信念を強固にしたのは、やはりイチローの活躍だったイチローは日本野球の長所を体現し、アメリカでも十二分に通用するという事実を示した。またアメリカ人をして「ベースボールの原点」ともいうべきものを思い出させることになった。


セットポジションの技法で「クイック投法」と使う日本の投手は、投手が始動して捕手のミットにボールが収まるまで平均1.2秒。メジャーでは1.5秒以上かかる投手が多い。日本の投手のほうが上手いのだ。


・(デレク・ジーター)「日本人をほめるべきだよ。連中の長所が、そのままわれわれの弱点なんだ。彼らは細かいプレーを本当にていねいにこなしている。走者を進めたり、タイミングよくバントしたり、エンドランをうまく使う、本当にいいチームは、そうやって試合に勝つんだ」


・金本以外の選手はかんたんに休みすぎるのだ。金本「ケガと故障は違う。ケガはデッドボールのような不可抗力で起こるもの。故障は自分の準備が足りないで負うものである」。故障で休むのは、自分の恥を、プロとしての自覚のなさを、さらけ出すことにほからならないのだ。つねにそういう気持ちで野球をやっていれば、おのずとふだんの健康管理や身体のケアにも気を遣うようになる。


・選手にこういったことがある。「もっと女を口説け」あながち冗談ではない。まじめな話だ。というのも、女性を口説くという行為は、野球に通じるものがあるからだ。それなりの作戦が必要である。相手の性格はもちろん、好みや嗜好などさまざまな情報を集め、分析しなければならない。そのうえで、心理的にもどうすれば、こちらになびいてくれるか、最善と思われるやり方で口説かなくてはならない。そして実際の相手の反応や態度などから心理を読み、もっとも成功する確率が高い作戦を選択しなければ、そう簡単にいくものではない。これ、まさしく野球と同じである。


そおかあ……もっと女性を口説くかっ!(笑)来年のペナントレースが楽しみだね。野球ファン必読!オススメです。(・∀・)


 


弱者の兵法 野村流 必勝の人材育成論・組織論