- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/05/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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金曜ドラマ 「ドラゴン桜」
http://www.tbs.co.jp/dragonzakura/
モーニング 連載漫画の漫画 ドラゴン桜(三田紀房)
http://www.e-1day.jp/morning/manga/doragonzakura.html
この本はその著者がビジネスマン向けに東大合格 → ビジネスの成功に置き換えたモノ。つまり東大合格請負人が教える最強の地頭強化法。そのツボとコツを紹介しよう。
・体育会系が就職に強い理由は簡単だ。会社とは「学校そのもの」なのだ。学校の論理、学校のシステム、学校のノウハウ、学校の空気がそのまま反映された縦社会が日本の会社なのだ。採用側が注目するのは、体育会系の体力や根性ではなく、彼らが身につけてきた「縦社会における対人スキル」なのだ。退職理由のダントツの一位が社内の人間関係なのだ。そう考えると企業側が新卒者に求める唯一の条件が分かるだろう。答えは「辞めないヤツ」、そして「裏切らないヤツだ」。おのずと「部活」経験者、体育会系の人間が注目されることになっていく。
・ビジネス書は9割はウソだと思え!著者は手の内をすべて明らかにするような真似はしない。
・成功の五角形を手に入れろ!国数理社英という五教科によって身に付く「生き抜く力」をまとめると次のようになる。
国語…読解力、コミュニケーション能力
数学…ロジカルシンキング能力
理科…仮説力、検証能力
社会…ネットワーク力
英語…クソ度胸
・仕事の基礎は国語力にあり!
読解力のカギは「なぜ?」にある。そしてこれは小手先のテクニックではなく、生きていくための「習慣」なのだ。たとえば、街を歩いているときでも
「このコーヒーショップはなぜ、この立地に出店してきたのか?」「コンビニではなぜ、入口の隣に雑誌コーナーがあるのか?」など問題解決能力のトレーニングになるのだ。
・数学で論理的思考を鍛えろ!
数学は「考えること」そのものを扱う学問なのだ。考えるという行為を極限まで研ぎ澄ませ、もっとも純粋かつ美しいかたちで体系化させた学問が数学なのだ。そう、国語は「言葉というツールによって世界を表現し、物事を考える学問」であるのに対し、数学は「数字というツールによって世界を表現し、物事を考える学問」になっているのだ。
・理・社・英が「応用力」をつくる!
本当に世の中をひっくり返すような発想ができるのは理系である。つまり「仮説力」を持った人間である。たとえば、新幹線をつくるにあたっても、仮説力のない人間は「できるだけ速い鉄道がほしいなあ」くらいにしか考えない。ところが、仮説力のある人間なら「東京・大阪間を三時間で結ぶことは可能か?」と考えることができる。先に結論をでっち上げて(仮説)、その結論に見合うような条件を当てはめていく(検証)のだ。
・土地勘を磨いて相手の出身地をほめろ!
社会とは雑学だ。これはビジネスの上でも欠かせない能力だ。今日から47都道府県について、次のことを覚えるようにしてほしい。
・繁華街や温泉の名前
・名物料理三品
・地元出身のタレントや著名人
・歴史上の人物、事件
・甲子園の常連校
・英語をマスターしようとするな!
勉強は楽しさがあってこそ、長続きするもの。そして息抜きとして、しかし真剣にやってほしいのが「ビートルズの曲を30曲マスターする」というトレーニングをおススメする。
・勉強を「インプット」のことだと思っている人間は意外なほど多い。実は知識は「使う」ことだ。そのためにはせっかくインプットしたのなら、便秘にならないうちにアウトプットする。
・読書の目的は「根気」と「集中力」のトレーニング。この一言に尽きる。
なるほど!著者は私の明治大学の先輩なのに東大を語るのか…!?と思いながら…まあいいか。けっこう使えるよ〜!(^◇^)