「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『ひとりしずか 相田みつを 日めくりの世界』


相田みつを美術館 
第40回企画展 『ひとりしずか 相田みつを 日めくりの世界』 〜12月14日(日)
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム地下1階(有楽町駅徒歩3分、東京駅徒歩5分)
03-6212-3200 10:00〜17:30 月休  一般1,000円 
http://www.mitsuo.co.jp/museum/


ここでも何度か紹介した相田みつを美術館。年に2、3回は充電と仕入れに行くかな。(^◇^)自分のチューニングを合わせるのにいいんだろうね。
特に今回は、第二ホールで行われている、いわさきちひろとのコラボがいいんだ!
その中で今回はこの言葉が心に響いた。もう何度か読んでいるはずなのに…。なんか今回はツボに入った!(・。・) その詩を紹介しよう。


『柔道の基本は受身』


受身とは投げ飛ばされる練習 人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習 人の前で負ける練習です。


つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です
自分のカッコの悪さを
多くの人の前で ぶざまにさらけ出す練習
それが受身です。


柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない
素直にころぶことを教える いさぎよく負けることを教える


長い人生には
カッコよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥をさらすことのほうが はるかに多いからです。
だから柔道では 初めに負け方を教える
しかも 本腰を入れて 負けることを教える


その代わり
ころんでもすぐ起き上がる 負けてもすぐ立ち直る
それが受身の極意
極意が身につけば達人だ


若者よ 失敗を気にするな
負けるときはさらりと負けるがいい
口惜しいときには「こんちくしょう!!」と
正直に叫ぶがいい 弁解なんか一切するな
泣きたいときには 思いきり泣くがいい
やせ我慢などすることはない


その代わり
スカッーと泣いて ケロリと止めるんだ


早くから勝つことを覚えるな
負けることをうんと学べ 恥をさらすことにうまくなれ
そして下積みや下働きの苦しみをたっぷり体験することだ
体験したものは身につく
身についたもの − それはほんものだ


若者よ
頭と体のやわらかいうちに 受身をうんと習っておけ
受身さえ身についておけば
何回失敗しても
すぐ立ち直ることができるから・・・


そして負け方や受身のほんとうに身についた人間が
世の中の悲しみや苦しみに耐えて
ひと(他人)の胸の痛みを 心の底から理解できる
やさしく温かい人間になれるんです。



クウ〜!!!じわーっと響くね…。有楽町にお越しの際はちょっと立ち寄ってね。



MUSEUM〜『花の詩画 星野富弘と書の世界 相田みつを展』(後期)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080213
MUSEUM〜『花の詩画 星野富弘と書の世界 相田みつを展』(前期)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080102
MUSEUM〜開館11周年「いまから ここから」…『相田みつを美術館』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20071128