相田みつを美術館 開館15周年・没後20年 第47回企画展 ことばの力 書の力』
『「くじけないで」99歳のデビュー 詩人 柴田トヨの世界展』
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム地下1階（有楽町駅徒歩3分、東京駅徒歩5分）
03-6212-3200 10:00〜17:30 月休 一般800円
http://www.mitsuo.co.jp/museum/
通算で１０回以上訪れ、毎年１，２回は行くのが、ここ『相田みつを美術館』。自分を見つめ直す機会なので、ほとんどが一人で行ってます。（＾ｕ＾）
今回は、99歳でデビューし、今年の6月に100歳を迎えた詩人・柴田トヨさんの世界展が併設されているということで行ってまいりました。
というのも、95歳で長寿を全うした私の母方の祖母・村山トヨと同じ「トヨ」繋がりで他人とは思えない！
しかも、産経新聞の一面「朝の詩」の投稿者として一番人気のトヨさん。
僭越ながら、私もわずかではあるが、「五行歌人・おのづかてる」として約一年半ほど、歌のコラムを連載させていただいたり、歌の掲載でもお世話になったのが産経新聞！なんという偶然！
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070609
まだトヨさんをご存じない人のために、代表的な詩を紹介しよう。
【くじけないで】
ねえ 不幸だなんて 溜息をつかないで
陽射しやそよ風は えこひいきしない
夢は 平等に見られるのよ
私 辛いことが あったけれど
生きていてよかった あなたもくじけずに
【貯金】
私ね、人から やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの
さびしくなった時には それを引き出して
元気になる
あなたも 今から 積んでおきなさい
年金より いいわよ
【秘密】
私ね 死にたいって 思ったことが
何度もあるの
でも歌を作り始めて 多くの人に励まされ
今はもう 泣きごとはいわない
九十八歳でも 恋はするのよ
夢だって見るの 雲にだって乗りたいわ
【溶けてゆく】
ポットから 注がれる
お湯は やさしい 言葉のように
私の心の角砂糖 カップの中で
気持ち良く 溶けてゆく
トヨさんのまるで、少女のような笑顔がステキ。（＾ｕ＾）トヨさんのようにステキに年を取れたらいいね。
MUSEUM〜『相田みつを 日めくりの世界』（相田みつを美術館）
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091029
MUSEUM〜『相田みつを いのち〜いちばん大切なもの〜』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090907
MUSEUM〜『ひとりしずか 相田みつを 日めくりの世界』
