「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『第46回企画展 ある日自分へ』(相田みつを美術館)


相田みつを美術館  『第46回企画展 ある日自分へ』
2010年9月7日〜11月28日(日)
東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム地下1階(有楽町駅徒歩3分、東京駅徒歩5分)
03-6212-3200 10:00〜17:30 月休  一般800円 
http://www.mitsuo.co.jp/museum/


毎年のルーティンになっているのが、ここ。自分の心の柱がスーッとまっすぐになるような気分になる。一年ぶりに行ってきました。(^v^)


MUSEUM〜『相田みつを  日めくりの世界』(相田みつを美術館)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091029

MUSEUM〜『相田みつを いのち〜いちばん大切なもの〜』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090907

MUSEUM〜『ひとりしずか 相田みつを 日めくりの世界』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20081026


ラッキーだったのは、お彼岸ということもあり、相田みつを氏のご長男で美術館館長の相田一人氏のギャラリートークを生で聞けたことだ。とても貴重なお話だった。そのエッセンスはこんな中身でした。(^u^)


相田みつを氏の67歳の生涯の中で初めての著作にんげんだものを出したのが60歳。それまでほとんど無名で食うや食わずだった。


・頭に浮かんだ言葉をその場で書くのだと勘違いされるのだが、まず詩にまとめてから、それを凝縮して書にする。詩そのままだと情報過多で散漫になってしまうから。


・何枚も何枚も一日で書が天井に届くくらい書く。そして失敗作は人に見せたくないのですべて風呂の焚きつけの紙として燃やし、最も好きな書を一点だけ残す。なぜそんなにいっぱい書くのか?「筆の先から上手く書こうという思いが抜けきるまで書く」のだ。生前作品を買ってくれた人にも、後でその作品が納得できなかったときには買い戻したこともある。「どんな生き方をしてもいいけど、いのちの根が深くなるような生き方をしなさい」



今日の作品で、特に心に響いたのはこれらの詩です。(゜o゜)



・枯れたすすきが まだ美しい いのちいっぱい 一生けんめい 生きてきたからだ


・使ったところが 強くなる 頭でもからだでも その反対 使わぬところは


・一生燃焼 一生感動 一生不悟


・木の芽がのびるのは やわらかいから 若葉がひろがるのは やわらかいから 
かすかな風にも 竹がそよぐのは 竹が やわらかいから 
年を取って 困るのは 足腰ばかりでなくて 頭が固くなることです


・土俵のけがは 土俵の砂で なおして ゆくんです
けがをするたびに 休んでいたんでは 勝負師にはなれませんね。(初代若乃花幹士


・墨の気嫌の いいうちに 書く


・そのうち そのうち べんかいしながら 日がくれる


・うそはいわない ひとにはこびない ひとのかげぐちはいわぬ わたしにはできぬことばかり


・柔軟心 やわらかいあたま やわらかいこころ わか竹のような


・ぼろは初めに 見せておけ そうすれば いつでも 天下泰平だ


・根さえしっかりしていれば 枝葉はどんなにゆれたっていいじゃないか 風にまかせて おけばいい


・外灯というのは 人のために つけるんだよ わたしは どれだけ 外灯を つけられるだろうか


…ん〜深いねえ…。響くねえ…(-_-)氏の人間性が伝わってくるよね…。雰囲気もいいし、デートにもいいよね。おススメです。