「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

EVENT〜衝撃!感動の真っ暗闇!…『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』


ダイアログ・イン・ザ・ダーク 2008(Dialog in the Dark Japan) 
2008年10月2日〜10月18日(チケットは完売)
日本科学未来館 7Fイノベーションホール
大人 4000円 小学生 2000円
http://www.dialoginthedark.com/


目以外の何かで ものをみようと思ったことがありますか?
自分の手が見えないほどの真っ暗を体験したことがありますか?


おそらく今年最大の感動&衝撃がこれだ!\(◎o◎)/!
1989年にドイツで生まれたDID(Dialog in the Dark)は、日常生活のさまざなま環境を織り込んだまっくらな空間を聴覚や触覚などの視覚以外の感覚を使って体験するワークショップ形式の展覧会、題して「暗闇のエンターテイメント」。世界23カ国200万人以上が体験。日本では99年以来35,000人が体験しているのだが、短期間のイベント的展開のためチケットはすでに完売…。(>_<) しかし特別に友人の招待で行くことが出来ました!

今回私たちは7人のグループ。会場の赤い門をくぐった部屋の中は完全な暗闇…つまり、目が慣れることはないのだ。それをリードしてくれるアテンドは暗闇のプロである視覚障害者の方々!

ケータイや時計など光を伴うものをロッカーに預け、最初に注意事項や視覚障害者が使う白い杖=白杖(はくじょう)の使い方を教わる。アテンド(案内役)は、隊長こと松村さん。


部屋に入ると…うわー!!!本当に真っ暗だ!目を開けても閉じても…光さえ感じない…。私の田舎の新潟県十日町市松之山地域の生家近くは街灯がないので月が出ていないと真っ暗になるので、懐中電灯がないと歩けない…という真っ暗は幼い頃経験したのだが、これはスゴイ…。これほどの暗闇は、44年生きてきて初めて…。


真っ暗な中でのコミュニケーションは、声などの聴覚、触覚、足の感覚などが頼り。ちょっと怖い…というか不安な気持ちになる…が次第に面白くなってくる。。隊長の声を頼りに白杖をコンコン叩きながら歩いて行く。あれっ?鳥のさえずり、小川が流れているのかな…せせらぎが聞こえるし、何か土や草の匂いがする…、足元は落ち葉を踏んでいるみたいな感触…前の人にぶつかるとかえって安心する…。しゃがむ時は「しゃがみます」、立ち上がる時は「立ちます」と宣言してコミュニケーションを取らないとぶつかってしまう…。


そして隊長から丸太の橋があるからそれを渡りますよ〜!という…。そしてどんぐりを拾ったり、野菜に触れたり…ゲームをしたり…(中略)…そして暗闇の中のバーに入る。イスはどこ?テーブルを手探りながら座る。
店員さんは何事も無いように飲み物のオーダーを取り、グラスを用意して飲み物を注いでくれる…。そこで乾杯が始まり、そして…。


時間の感覚も全く分からない空間で、視覚以外の五感の大切さ、コミュニケーションの大切さ、人の温かさ、助け合いの必要性…障害者も健常者も同じフラットだということ…などなど。ん…言葉では言い合わせないなあ…。

ここ数日の日本人のノーベル物理学賞&化学賞もそうだけど、目には見えないものこそが大切なんだよね〜。これ、子供のうちから経験したら差別や偏見って無くなるだろうなあ。(^v^)
そして今、日本では常設を目指しているんだけど消防法やら何やら規制が厳しくて年一回だけの開催なんだって…。

代表の金井真介さんは語る。 『このプロジェクトを障害者疑似体験のような、福祉イベントとは考えていません。立場の違い、年齢、性別、国籍などの違い、障害の有無の違い…私たちは普段知らず知らずのうちに、いろいろな違いに縛られて暮らしています。その違いを超えて、全ての人が対等に対話する機会を提供することをDIDは目指しています。』


みんなに体験してもらいたいけど…。大人気で、今年はもう完売だってさ…。また来年企画が決まったら一緒に行かない?人生観変わるよ〜!(^◇^)