「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

CINEMA〜あの名作の待望の映画化!…『容疑者Xの献身』


いつもここで紹介している東野圭吾。そして彼の最高傑作であり、直木賞受賞作がこの作品。

無償の愛に涙が止まらない…『容疑者Xの献身
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070510

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

キリンちゃんのように首を長くして待っていた待望のロードショー!早速行ってきましたよ!(^◇^)


天才数学者・石神(堤真一)は冴えない高校数学教師。ある日アパートの隣に越してきた母娘、花岡靖子(松雪泰子)に心惹かれていた。ある日家庭内暴力に耐えかねて離婚した前夫の富樫が訪ねてきて、靖子親子は、ふとした偶然から殺してしまう。

隣で聞き耳を立てていた石神は、愛する女性を守るために、彼の数学的、論理的思考を最大限に活用して、誰にも絶対見破られない完全犯罪のトリックを作る。そして事件は迷宮入りしかけるのだ…。

そしてそれに立ち向かうのが刑事・草薙の友人であり、石神の大学の同級生の物理学の天才学者・『ガリレオ先生』こと湯川学(福山雅治)!

これほどまでに人を愛せるのか…。こんなにも代償を払えるものなのか…。本同様ラストシーンは涙が止まらない…。あの石神の無償の愛に感動!(T_T) 印象的なシーンを紹介しよう。


・花岡靖子と公衆電話の石神の会話のシーン

「石神さん、どうして私達を助けてくださるんですか?」

「あの男に苦しめられていたんでしょう?」

「…そうですけど…」

「あなたの店で弁当を買えなくなると、僕は困りますから…」

「…」「…」

「ありがとうございました。本当に…」

「また、明日」

これが、精一杯の石神の靖子に対する告白だったんだね。(T_T)


・留置場での石神のひとりごと。

「隣同士が…同じ色になってはいけない」


・内海薫のラストのひとこと。「石神は、花岡靖子に生かされていたんですね」


いや〜よかった!原作を超えるかもしれないなあ。このトリック、そして男の友情、そして究極のプラトニックラブ!愛の力ってすごいなあ!この感動を分かち合いたいな!おススメよ!


映画版 『容疑者Xの献身』 公式サイト
http://yougisha-x.com/

自著を語る 東野圭吾(文言春秋)
http://www.bunshun.co.jp/jicho/yougisyax/yougisyax01.htm