「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜読書とは、脳を使った運動だ!…『バカにならない読書術』

バカにならない読書術 (朝日新書 72)

バカにならない読書術 (朝日新書 72)

私は、乱読で、これは面白そうだ!というものはアレコレ片っぱしから読んでいる。新聞や雑誌、フリーペーパーなどの書評、電車の吊り広告での紹介、そして本の中に紹介してある本などを常時、図書館に20冊予約していて、読まざるをえない状況にしているのだ。

さて、この本は解剖学者の養老孟司氏のこのメッセージがビックリしたね〜!(^◇^)


・子供が文字をどれくらい早く覚えるか、ということと一番関係が深い生活習慣は何か?
それは外遊び時間です。外で遊んでいる時間が長い子ほど、文字をよく知っている。これは様々な調査があって、いまはもう常識になっています。
つまり、子供は、本を読むから、読み聞かせするから文字を覚えるのではない。活動性の高い子供が字を早く覚えていく、読んだ本の理解にも優れているということ。なぜか?


・昔から言われているように、人は「知育」「徳育」「体育」という三つで、成長していく。
「知育」は何かを感じるという感覚、五感、つまり「入力」
徳育」とは入力された情報をもとに、行動を決める「演算」。
「体育」は、この演算にもとづく身体の動き「出力」です。


・実は、身体の動きは、すべてのコミュニケーションを造っています言語も、表情も。言葉は声帯や舌を動かすことだし、表情は、筋肉の動き。人間が歩けるようになるのは、「入力」「演算」「出力」という脳のぐるぐる回しによて、脳の中にプログラムが自然にできていくから。
脳性小児麻痺の子供の発達の観察から分かってきたことだが、自分で身体の移動が出来ない場合、小さいときからかわいそうだから寝かせておかれた子供は、実は言葉をしゃべることが出来ない。
だから何をするかというと、とにかく自力で動けるように、と無理やりにでもハイハイを助けてやらせる。すると、次の段階でちゃんと言葉をしゃべることができるようになる。自分の力で動き出すと、はじめて脳の入出力が大きく回りだすから。


ハア〜!\(◎o◎)/!以外だ〜!そうだったのか〜!ってカンジじゃない!?
やっぱりインプットだけじゃなく、アウトプットが必要なのだ!
この本はそんなチョット変わった読書術をまとめた本だ。


後半は、博覧強記の養老孟司, 池田清彦, 吉岡忍の三人が、自らの愛読書と書の接し方を明かし、14のテーマで、3人がそれぞれ3冊ずつ推薦書を挙げている。
この本の後半の本の紹介も良いよ!ワクワクしてきた!さっそく予約しよう!