「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜成功の法則…『勝てば官軍』(藤田田)

以前、ここでも紹介した、日本マクドナルド創業者の藤田田氏。


HUMAN〜昭和の名社長…日本マクドナルド元社長・藤田田
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080409


この本は氏の代表作だが、私は氏を誤解していた…。マクドナルドは、ディズニーランドのような強力なブランド力によって楽して儲かり、成功したのだとおもっていたのだが…。(^_^;)
この本は、『ビジネスは勝たなければ価値はない。人生もまたしかり』という彼の人生のノウハウ、成功の法則を公開したものなのだが、…ん〜鋭いわ!ほかの著作も読んでみたいなあ。そのエッセンスを紹介しよう。


・私の成功の基盤には、『宇宙はすべて78対22に分割されている』という大原則がある。空気の成分は窒素78に対して酸素22の割合。また、面積を100とする正方形に内接する円の面積は、78対22。この原則をはずれたら、金儲けは出来ないと欧米の名だたる商人たちから教えられたのだ。
銀行が成り立っているのは「貸したい人」78に対して、「借りたい人」22の割合で成り立っている。人間も78点あればそれでいい。そしてほとんどの人間の能力は78点はあるものだ。


・金持ちの間で流行したものが、大衆のところに流れてくるには、だいたい2年ほどかかる。ということは、金持ちの間にある商品を流行させれば2年間はその商品で商売できるということだ。流行が大衆化していくにしたがって値段も下がっていくが、そのときには、私はその商品から手を引いているのだ。


・太古の昔から「口に入れるモノを扱う商売」は、かならず金が入って儲かる商売なのである。売られた商品がその日のうちに消費され、排出されていく。こな商品はほかにはない。


・ベッドルーム、風呂場、トイレ、食卓…とあらゆるところにメモ用紙と鉛筆が置いてある。そのメモを私は毎日見る。人と話しているときでも、これはいい話だな、ヒントになるなと思えばメモをとる。そのメモを私は毎日見る。人の名前など、覚えるまでメモを持っている。たった一枚のメモにわたしの全生活が入っているといってもいい。話の要点はきちっと記録しておくことが必要なのだ。今でも、人は「藤田さんは、記憶力がいい」というけれど、それは「憶えているから」ではなくて、「物忘れ防止法」を知っているからなのだ


・政治、経済、歴史、スポーツ、レジャーなど、あらゆる分野にわたって好奇心をぶつけ、雑学に強くなっていけば、話題を豊富にし人脈も広がり、人生を豊かにすることはもちろん、的確な判断を下すためにも大いに役立つのである。そしてその雑学に支えられた広い視野が、正確な判断を生み出すのである。


・私の信条のひとつに「ビジネスに満塁ホームランはない」という言葉がある。ビジネスはあくまでも一歩前進また一歩前進、尺取虫のように一歩一歩重ねて成功にいたるもので努力と時間をかければ巨大なエネルギーになるのだ。


・イタリアに行ったら、ドイツに行ったら何を食べればいいか?私は「その国でみんなが食べている一番安いものを食べることだ。絶対にハズレはない」ということにしている。実際、その国でみんなが毎日食べている安いもの、それが一番、うまいのだ。なぜなら安くてうまいから、みんな食べているのだから。例えば、私の好物の大阪のきつねうどんやアメリカのハンバーガーがそれにあたる。


一言で言うと、ウチ(SA)でいうように『変化に対するスピード感』『ストーリー設定』かな!
『日本人の食習慣を変えてみせる』とう藤田氏の長期戦略は見事に成功したもんね。この本は様々な分野の人にもヒントになるよ〜!(^^♪