「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜金・ビジネス・人生の成功哲学…『志村流』

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志村流―金・ビジネス・人生の成功哲学

志村流―金・ビジネス・人生の成功哲学

私の世代はザ・ドリフターズ8時だョ!全員集合がど真ん中だ。(^^♪
特に荒井注が抜けて志村けんが加入し、あの東村山音頭が大ヒットした1976年からは、その人気はピークに達し、今のお笑い界の重鎮になる礎となったのは言うまでもない。


この本は、その志村の考えや哲学をまとめた本なのだが、なかかな鋭い!ちなみに素質は025-919-919だから、ウチ(SA)の桑原正守にも似ているところが感じられるし、ビジネスにも使えるよ〜!そのツボとコツを紹介しよう。


・志村は三人いる。第一は、本名の志村康徳。第二に父親の名前・志村憲司からいただいた『芸人・志村』。第三は、『変なおじさん』『バカ殿様』などの『キャラクター・志村』。合計3種類の自分がそれぞれの役割が自分の中で出来上がっている。
いろんな顔を持とう!いくつかの顔を持つと人間に深みが出る。


放送作家朝長浩之氏はいう。『志村さんのすごいところは、コントという仕事における傲慢なまでの我がままさ、これに尽きると思います。そこがスゴイ。この我がままさは誰にもマネ出来ません。本当の職人。お笑い、コントという部分において鍛錬に鍛錬を重ねてきた人だと思う。』


・これから先、独立しようか考えいる人がいるとすれば自分の価値をどう考えているか。オレが立てた質問は3つ。

①独立するなら何をしたいか、すぐ答えられるか。
②これだけは自信がある、という特技はあるか
③他人から『ちょっと変わっているね』と、よく言われるか 

この三つのなかで一つでも、「ノー」があれば独立するのはやめた方がいいんじゃない?


・ビデオやDVDは、仕事のネタになるかもしれないので、どんなにお金がかかっても、すべて買ってしまう仕事の質を向上させるために、放送作家を一人囲っている。オレにとっては、意味のある、有意義な金の使い方なんだよ。


バカ殿様は15年続いているが、放送回数は25回。長寿番組になった理由は、「見たいけど、たまにしかうやっていない」という放送回数を腹六分目ぐらいの満腹感(空腹感?)に押さえてきたこと。押すときには押してしっかりアピールしたら、引くときには引いて飽きられないようにすること。そのメリハリが大事。


・芸能人やミュージシャンや料理人など、いわゆるモノをつくる側の人たちは、フツーとは違う個性、毒や狂気、センスを売りにしているのだ。最近は、芸能人があまりにフツーで、軽くなりすぎていて、「おまえら芸人じゃねえよ」といいたくなる。


困ったときは原点に帰る。悩んだときには原点に帰る。煮詰まったらいったんチャラにする。その方が結局早道だし、最後はうまくいくものだ。


クウ〜!(>_<)深い!彼の誠実さ、真面目さ、謙虚さ、人柄が文章から伝わってくるんだよね。そこらへんのビジネス書よりもずっと仕入れになるよ。オススメ!


志村けん オフィシャル ホームページ
http://www.ken-shimura.com/

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志村流―金・ビジネス・人生の成功哲学

志村流―金・ビジネス・人生の成功哲学