ワタシの尊敬する「ケンカ十段」芦原英幸。「空手バカ一代」の後半のヒーロー。大山倍達もスゴいけど、超えているよね。(・∀・)
「夫婦喧嘩でも手裏剣が飛び、息子の学校に来れば先生が直立不動、拳銃を持った刺客だって病院送り…。この父、底抜けに明るく、とてつもなく強い!事実は、劇画を超えていた!いま初めて息子が明かす、伝説の天才空手家の真実」そのなかでも芦原の名言集を紹介しよう。
「海はいいなあ、英典。命の洗濯じゃけん」
「昔はな、貧乏で、銭がないときはご飯だけ注文して、塩や醤油、ソースをかけて食うんよ。そのうち店の女将がソースは高いっちゅうて、ソースを隠してしまいよった。けどな、やっぱり飯には塩がいちばん美味いんよ」
「空手の先生っておだてられて、みんな有頂天になっとるけん。空手の先生のなにが偉いんよ。人間的には世間を知らんただのヒヨッコじゃけん」
「子供がステレオ欲しいっていってるけん、いちばん高くていいヤツ出してくれ」
「親父?いま、おまえ、ワシを親父って呼んだの?おまえ芦原の先輩か?もう一回いってみい、ワシを親父って。呼んでみろよ。回し蹴り飛ぶよ。目上の人間に対してはちゃんと敬語を使わんといけんよ。どう思う?」
「Aバトンを警察に正式採用させて、自衛隊にも採用させる。これは私利私欲でやってるんやない。日本のためなんよ。このAバトンが警察や自衛隊に採用されたら芦原空手も警察の逮捕術や自衛隊の徒手格闘技になるけん。空手が本当の意味で日本の文化になるんよ。そうすれば芦原会館の道場生から会費なんて取らんでいいようになる。俺の生きてきた証を残したいんよ」
「おーっ、そのピストル本物?僕はいままで本物のピストル見たことないんですよ。わー凄いなー、本物ですか?見せて、撃たれる前によく見せて」
「デカい組織を相手にしたら命なんていくつあっても足りんよ。単なるケンカじゃすまなくなるけん。相手がヤクザだと舐めとったら痛い目に遭う」
「館長、拳銃なんて持たせて極真はいつから暴力団になったんですか?」
「昔はいい時代だったよ。パトカーがくるのに5、6分は掛かったけん。いまは世知辛くなって、2、3分でくるからな。昔はその分だけボコボコにできたけん。いまは早いぞ、パトカーくるの。おまえもケンカしたら早く逃げにゃいけんよ。捕まっちゃうから。警察に」
「なにがあっても舐められちゃいけん。一度舐められたらとことん追い詰められる。舐められたら必ずケジメを付けんといかん。それも徹底的にや。中途半端にしたら逆にやられるけえ。窮鼠猫を噛むというやろ。その前に非常極悪になってもいいけん、息の根を止める直前まで潰さないけん」
「ビジネスの場合も舐められたらいけん。ただ、ビジネスのときは最後の最後は逃げ道を作ってやることや。絶対に相手に土下座をさせちゃいかんよ。相手が膝を付くまで追い込んだら手を差し伸べてやるそうして最後はこっちが『すみません』を頭を下げてやる。相手の顔を立ててやらんとビジネスの世界では生きていけん」
「ワシは中卒じゃけん、学がないんよ。けど学がないから真剣に学ぼうとする。学がないからわからんことは専門家に訊く。知らんことは謙虚に学ぶことが大切じゃけん。一人でも多くのブレーンを作ることも忘れちゃいけん。初心に帰れというけん。初心やなくてゼロから始める意識が大切なんよ」
「人生にはたくさんの山がある。空手だけやって、空手の山を極めたといっても、仕事や恋愛や結婚や子育てや……まったく別な山が聳えとるんよ。一つの山を登ったからといって、それで人生わかった気になったら大怪我するけん。常に一つひとつの山を登っていく気持ちがないといけん」
「銭は必要なもんよ。銭がなければなんにもできん。メシが食えん。メシが食えなけりゃ人間の心は荒んでいくんよ。じゃけん、銭があっても銭の使い方がわからんヤツは絶対に成功せんよ。銭を稼いだらきれいに使う。50万だ100万だのレベルで騒いでいるヤツになにがデカいことができる?うん千万、億単位で稼いできれいに使う。男ならばそうならんといけんよ」
「小島、独立したらなにをさておいても銭が必要になるけん。銀行だ、親だといって銭を借りるならば、その前に真っ先に芦原に相談せいや。100万でも500万でも1000万でもワシが現金で揃えてやるけん。ただ、芦原が銭を用意したからといって芦原に借りができたなんて思っちゃいけんよ。芦原はなんも小島に求めんけえ。ただ、いつか小島が成功して芦原を追い抜いたときに、ヨボヨボになった芦原を助けてくれれば嬉しいけんな」
すごいなあ…ウツワが。まさに男が男に惚れる。まさに痛快!史上最強の男は芦原英幸だったかも。超オススメです。(・∀・)
こちらも併せて読んでね。
「ケンカ十段と呼ばれた男 芦原英幸」(松宮康生)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20180401
「芦原英幸正伝」(小島一志 小島大志)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20140802