- 作者: 嘉門達夫
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/11/27
- メディア: ハードカバー
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この本は、嘉門達夫の初の小説であり実話。昭和の爆笑王・故林家三平師匠の名言、『笑わせる 腕になるまで 泣く修行』ではないが、この本は泣きながら笑える、笑いながら泣ける…。(ToT)
著者の幼なじみの高倉からかかって来た電話から物語が始まる。
「オレ、肺がんであと三ヵ月って医者に言われてん。それにしても四十七やで。ちょっと早すぎると思わへんか?」
嘉門達夫の歌の懐かしネタのモデルはこの高倉氏で、昔から、バカ話をして、いたずらをしまくって、嘉門氏のマネージャーまで勤めたこともあるという。
すべての物事を判断する基準が「オモロい」か「オモロない」かだった高倉。 とにかくコイツが死ぬまで、オモロくせんとイカンと思った僕は、
「おえ!高倉、葬式の最後に死んだ本人がビデオで挨拶するってオモロいと思わへんか?」
「おお、オモロいがな!そんなんやってくれんの?やろう! やろう!」
子供の頃「大阪万博」の想い出から、二人の青春時代、そして幼馴染や同級生を巻き込んでの友情物語&闘病記&ロマンスなどの感動の一大スペクタクル小説!
ん〜、いいなあ…。古い友達ってありがたいなあ…。そして学生の頃のマドンナっていつまでも憧れなんだね。
高倉氏のように本当に笑いながら、愛されながら天に召されるってなんてカッコいいんだろう…って思ってしまった。
こんな生き方って、こんな死に方っていいなあ…。(^_^;)