「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

CINEMA〜あなたがいたから全てを愛せる…『母べえ』(吉永小百合)

lp6ac42008-03-14

監督 山田洋次 出演 吉永小百合 浅野忠信 檀れい 笑福亭鶴瓶 志田未来ほか
映画 母べえ 公式サイト
http://www.kaabee.jp/


テレビでのCMがとても印象的だった映画母べえ。今年18回目の懸賞当選で鑑賞券がたまたま当たって行ってきましたよ〜!(^^♪


昭和15年の東京が舞台。日本が暗黒の時代に突入し始めたころの物語だ。
タイトルの『母(かあ)べえ』とは、お互いを「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼んでいた野上家から。
(ちなみに、私はいまでも兄のことは新潟の十日町地方の方言で「アンニャ」と呼んでいます…。(^_^;))


ドイツ文学者である父・滋が、ある日、治安維持法で検挙されていしまった。戦争に反対するだけで、非国民と言われ二人の娘をかかえた母べえこと・佳代(吉永小百合)を中心に、滋の教え子・山ちゃん(浅野忠信)、叔父の藤岡仙吉(笑福亭鶴瓶)などの個性的な脇役が光る。そして時代は太平洋戦争に突入するのだが…。


どんなことがあっても夫を信じ続ける妻。昔の女性はみんなこんな感じだったのだろうなとカンジさせる。そして些細な言葉のやりとりやエピソードが戦争の悲惨さや悲しさを感じさせる、秀作だ。個人的には、叔母の久子役の壇れいの美貌と演技が光っていたね〜。


ラストシーンに特別出演の倍賞千恵子が出てきたところがクライマックス!さすがに存在感があるね〜。そして最期に病院のベッドの上で母べえが娘に語った言葉が泣ける…その言葉とは…。(ToT) …映画を見てね。


自分の母親や二人の祖母を思い出した…。日本っていいねえ…。若い人にもぜひ見てもらいたい一本だ。(^.^)