「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜死に関する46冊を厳選!…『死ぬための教養』

死ぬための教養 (新潮新書)

死ぬための教養 (新潮新書)

『宗教なんてもういらない。いかに死ぬか、それが問題だ!』というコピーが強烈!

笑っていいとも!増刊号』に出演していたときは、年収が一億円以上あったのだとか。ところが、45歳で吐血してから5度も死にかけた著者・嵐山光三郎は、金銭的な目的を超越し、『死とは?人生とは?』と悩んだ末にたどり着いた宇宙論から闘病記まで、「死」をまじめに考えるための、46冊を厳選!究極の読書のすすめがこの本。(^_^;) そのツボとコツを紹介しよう。


『死をめぐる対話』(クリスチャン・シャバニス著)
〜太陽と死は直視することができない。


『死に行く時−そして残されるもの』エドウィン・シュナイドマン著)
〜死ぬということは、脳が死ぬわけです。意識も肉体とともに死ぬわけですから、人間は自分の死を経験することはできない。肉親の死とか友達や他人の死を経験することはできるが、自分の死を体験することはできないという。

『死は人生の出来事ではない、死の直前に人生は終わるのであるから』哲学者・ヴィトゲンシュタイン


『笑いと治療力』(ノーマン・カズンズ著)
〜「笑い」が体内の化学作用によく影響するのではないか。『効果はてき面だった。ありがたいことに、十分間腹をかかえて笑うと、少なくとも二時間は痛みを感ぜずに眠れるという効き目があった。』


唯脳論養老孟司著)
『そんなバカな!』竹内久美子著)
高瀬舟森鷗外著)  …その他

最後のページの著者の祖母のコトバが印象的だ。


『今まで好きなことをしてきから、この世に未練はないが、死んだことはないから、死ぬとはどういうことなんだろうねえ』


といいながら死んでいった。こうなると死ぬことが愉しみにさえ思えてくる。死への考察は、人間の最高の興味の対象であろう。ん〜深い…。(>_<)