「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜偶然のしくみ、知りたくない?…『偶然のチカラ』(植島啓司)

人生のさまざまな側面で起こる多くの事柄。それらは偶然なのか?それとも必然なのか?
この本は、占いや確率、宗教やスピリチュアルを超え、偶然のしくみについて、分かりやすく面白く論じている。(^_-)-☆


カア〜!(>_<) オモシロイ!!!これは今年読んだ本の中でベスト3に入るだろう!マチガイない!いろいろな人が語っていることが体系的にまとめられていて、『あ〜!やっぱりそうだったのか〜!』と思い知らされた気がする。ホントは読んで欲しいんだけど、その一部を紹介しよう!…ちょっと長いけど…。(^_^;)


・20世紀初頭にイギリスで活躍した賭けの胴元チャーリー・ディックスは、確率が正確に50%であれば、二つの条件をつけてどんなに金額の多い賭けでも引き受けたといわれる。その二つの条件とは?
①掛け金が大きいこと。その金を失うと死ぬほどの打撃をこうむるほどの金額であることが望ましい。
②たとえば、コインを投げた場合、表なら表、裏なら裏と賭けを申し出た当人が最初にコールすること。

これが必勝法だ。なぜかは知らない。とにかくそうなのである。ギャンブルでは先にコールしたほうが負けなのだ。何かを選択するとうことはそれだけ大きな負荷のかかる行為なのである。


・いいときはつねに未来は決定しているように見える。すべてがこのまま永遠に続いていくように感じられることだろう。では、悪いときはどうか?

いわゆる「未開社会」での雨乞いのダンス。かつての西洋人はそれを見て「ダンスを踊ったからって雨など降るわけがない」とののしったものだ。しかし、彼らだってそんなことくらい知っていたのだ。
雨乞いのダンスはそのまま雨を降らすものではなく、社会的に危機意識を共有するための儀式であり、実際、それによって人々の結束は著しく強まったのだ。
旱魃や飢饉のときの占いや儀礼も同じ意味を持っている。いいときは何もする必要はない。しかし、悪いときは何か普段と違ったことをしなければならない。それまで合理的なものがこうした事態を招いたのだから、「非合理的」に見えるものほど考慮に価するのだ!


・結論!「未来が見えないとき、いったいどうしたらいいのか?」


しゃにむに自分の意志を貫こうとしないことが肝心。困難なときにぶち当たったとき、必要以上に自分の力に頼るのが最も具合の悪いことで、できるだけ自分で選択しないように心がけ、見えてきた状況に従って動けばいい。武術や囲碁・将棋などの場合でも、まず相手に選択させて、自分はそれを見てから判断するというのが、失敗しないコツでもある。まさに「他人の振り見てわが振り直せ」である。

そして、「世の中にはどうにもならないこともある」と一歩引いて考えたい。世の中には思うようにいくことの方が少ないのだから。


われわれはつねに偶然に翻弄されているように思いがちだが、まず、「自分に起こったことをすべて必然と考える」習慣を身に着けたい。たとえよくないことが起こっても、くよくよしたりせず、すべてありのままに受け止める。ああすればよかった、こうすればよかったと考えるのは、はっきり言ってムダだ。われわれの社会では、起こることは起こるし、起こらないことは決して起こらない。

では、悪いことが次々と起こったらどうしたらいいか?悪いことは連鎖する。そんあときこそ、冷静にもっとも解決がつけやすそうな事柄から順番にひとつずつ解決していくこと。

いったん、すべてが好転するようになったら、「いい流れには黙って従う」こと。ここでは何より謙虚でいることが大事で決して思い上がったり慢心したりしてはならない。そうやって偶然のしくみを理解しつつ行動すれば、おのずから道は開けていく。


ん〜オモシロイ…。いろいろ異口同音にいわれているのが、ほぼ科学的に証明されたようなカンジ!ウチ(SA)でいうとMCPのレッスン5『成功のスパイラル』かな!?これがツキまくりの因果の因だったりして…。(^◇^)