- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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古代インドでは生涯を四つの時期に分けて考えたという。①学生期(がくしょうき)・・・0〜25歳〜よく学び、体を鍛える。②家住期(かじゅうき)・・・25〜50歳〜仕事に励み、家庭を維持する。③林住期(りんじゅうき)・・・50〜75歳〜仕事を離れ、真の生き甲斐をさがす。④遊行期(ゆぎょうき)・・・75〜100歳〜自らの死に方について考える。
五木寛之氏は、この林住期こそ、人生の黄金期だと考える。林住期の生き方で人生の価値は決まる!女も旅立ち、男も旅立つ「林住期」。これまでと全く違った革命的人生のすすめ。
この本で最も響いたのは、『間違いだらけの呼吸法』だ。呼吸は、生命活動の根幹。人が『生きる(イキル)』ということは、『息をする(イキヲスル)』ということ。『命(イノチ)』=『息の道(イキノミチ)』、イキイキというのも『息』と関係がある。様々な健康法はすべて正常に円滑に呼吸活動がおこなわれてこそ意味がある。
オギャアと生まれて最初の息は呼気(吐く息)、死ぬときにはグッっと息を吸う、すなわち息を引き取る。吸った息を吐く力がなくなったときが、人間の死。だから、吐く息から考えるのは理に叶っている。そして呼吸の基本は、息は鼻から、食物は口から当たり前なのにちゃんと守られていない。
そして呼吸についてのブッダの教え。
『息を吸うときには、息を吸っている自分に気づこう(意識を集中させよう)。吐いているときには、吐いている自分に気づこう。歓びを感じながら息をしよう。心を感じつつ、心を沈めて呼吸しよう。心を安定させ、心を自由にとき放つように息をしよう。そして無常を感じ、生の消滅を感じ、自己を手放すことを意識しつつ呼吸しよう』
…深いなあ…。(@_@;) 詳細はこれを参照してね。
釈尊の呼吸法
http://www.geocities.jp/bmngg787/syakusonn.htm
呼吸による癒し ラリー・ローゼンバーク
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1702/bookworld/kokyu-iyasi.htm
その他、『新しい男女関係を創る』 『身のまわりのモノを捨てること』 『今の仕事から離れる計画を立てる』 『人脈、地脈を徐々に簡素化していくこと』などなど。
よかった〜、43歳でこの本に出会って!今年は、この呼吸法をマスターするぞ!(^^♪