- 作者: 小阪裕司,石田淳
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2005/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自動車がない国の人に車のキーを渡して、「運転しろ」と言っても。ドアの開け方さえわからない…。やる気や能力の問題だけでなく運転の仕方を知らないから。叱ったら車を動かせる?飲みに連れて行ったら運転できるのだろうか?
「勘」や「経験」、「思い」に頼った今までのマネジメントはなぜうまくいかないのか?「仕事が好き」「会社が好き」…そんな部下はどうやったら育てられるのか?人間の行動に着目し、科学的データに基づいて行なうリーダーのためのマネジメントスキルが書かれている。…この本の言わんとするところはウチ(SA)のトレーニングの内容に似ているなあ。(^◇^)
『IS行動科学マネジメント』の人材育成の5ステップ
①行動を分解し、『行動のレパートリー』を与える
〜トップ社員とアベレージ社員の行動のどこが違っているかを見極め、『行動の分解』=業務内容を出来るだけ細かい要素に分解してみる。例えば、ある会社で同期入社の中でダントツの営業成績を残す人がいた。行動を分析してみると『手書きの手紙を添える』『同じお客様に二回会い、接触回数を増やす』という『行動のレパートリー』があることが判明した。それを他の営業マンに与えることで全体の営業成績を25%もアップさせたのだ。(^^♪
②行動の核を見つける
〜自然に出来ないこと、素人がつまずきやすい行動のこと。反復して練習しない限りなかなか身につかない…。(^_^;) 正にこれがツボだよね〜。
③チェックリストを作る
〜自分とリーダーのダブルチェック。裁くのではなく、プラスの数を評価するのがコツ。
④行動することを『快』につなげる
〜行動したことをねぎらい、快につながるしくみを作る。例えば、ポイントトカードを作って成果が目で分かるようなしくみにする。これはウチ(SA)のヒット商品『四組のトランプ』だね。(^^♪
⑤理念をインストールする
著者は塾を運営しているのだが、スタッフや生徒にこのことを実施しているとのこと。机上の空論ではなくて、『現場学』なので、このことはあらゆる分野で応用できそうだよ。(^_-)-☆
以前このブログで書いたこの本もオススメだよ!
『続ける技術』 石田淳
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20071018