その他大勢から抜け出す成功法則―「何か必ずやる人」11の考える習慣術
- 作者: ジョン・C.マクスウェル,John C. Maxwell,斎藤孝
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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さて、この本は、面白かったなあ!著者はニューヨークタイムズ・ベストセラーを何冊も著し、講演会やセミナーでも活躍するアメリカでもっとも信頼されている「リーダーシップ論」の権威なんだって。
本書ではあなたを成功へと導き、人生を好転させるための思考法を紹介する。いま、何をやってもうまくいかないと感じている人、あるいはこんなはずではなかったと思っている人は、成功者になるために必要な習慣、頭の使い方が身についていないのかもしれない。成功への第一歩を踏み出すためには、まず本書の「考える習慣」を理解し、これまでの自分の何がいけなかったのかを分析し、成功法則をマスターすべく行動することだ。そのツボとコツを紹介しよう。(^J^)
・「人生は、その日一日何を考えているかで決まる」とラルフ・ウォルドー・エマソンは言った。すべては「考える」ことから始まるのだ。また「何を考えるか」で、人格が決まる。人格によって、行動が決まる。ジョン・ロックが「人の行動は、その人の考えをもっともよく伝える」と言った。そして「何を考えるか」で自分の運命が決まる。
ジェームズ・アレンが言ったとおり、「現在のあなたは、過去の思考の産物である。そして明日のあなたは、今日何を考えるかで決まる」のである。
・すぐれた思考や行動から悪い結果が生まれることはない。間違った思考や行動からよい結果が生まれることはない、間違った思考や行動からよい結果が生まれることもない。
それはトウモロコシからはトウモロコシ、イラクサからはイラクサしか育たないのと同じである。人はこの自然界の『原因と結果の法則』を理解しているにもかかわらず、自分の人生にその法則を生かせる人のなんと少ないことか。
・ところが、なかなか夢を達成できない人に限って「考え方を変えずに結果だけを変えよう」とする。だが、そんな「うまい話」があるはずがない。収穫物(結果)が気に入らないなら、蒔く種(考え方)を変えなければならないのだ。夢を達成したいなら、成功するための思考法を「種」から育て上げなければならない。
・組織には「ハードルの法則」がある。仕事やプロジェクトで得られる成果は、リーダーが設定するハードルの高さで決まる。凡庸なリーダーのハードルは低く、優秀なリーダーのハードルは高い。だから卓越したリーダーの下で得られる成果は輝かしいものになる。
・誰かと会うときは、その人から何を学べるかをリストにしておくとよい。自分にはできないことができる人とパートナーになれるのはすばらしいことだ。全体像をつかんで考えられる人は、自分がいかに無知かを心得ており、鋭い質問をして理解を深め、考えを広げていく。大局的にものを考えるには、まずよい聞き手にならなければならない。
・人は自分の人生を好きなように生きることができるが、人生は一度しかない。大きなヴィジョンを描きながら考えられる人は、充実した生き方ができる。、自分の世界を広げて経験を積むことができるので、視野の狭い人よりも大きな成果を上げることができる。
・様々な年齢の人の創造性レベルについての調査が行われた。テストの結果、四十代の男女のうち創造性が高いのは二パーセントであることがわかった。さらに若い人を調べてみると、三十五歳人口の二パーセントは創造性が高く、三十歳人口の二パーセントも創造性が高いという結果が出た。これは、どの年齢層にも共通した結果であった。違いが見られたのは七歳以下で、創造性が高いのは十パーセントだった。さらに調査を進めると五歳児の九十パーセントは創造性が高いことがわかった。五歳から七歳までの間に、創造性の高い子供の八十パーセントは、創造性という神から授かった能力を否定してしまうのだ。
・創造性とは、すべてを知り尽くしていない喜びである。また、どんな問題についても、もっとよい解決策を考えだすことができるということだ。創造的であるとは、人生でどんな問題に出会っても、そこからチャンスを見出せるということである。つまり創造性とは、さまざまな選択肢を持ち、ベストなものを求めた結果である。
・マンネリから抜け出す最良の方法は、革新を起こすことである。少し頭を使うだけでも、小さな革新を毎日のように起こすこともできる。いつもと違う道を通って通勤したり、行きつけのレストランでいつも注文しない料理にチャレンジするのである、よくわかっている仕事をするのに、いつもとは違う同僚の助けを借りる。つまり自分の「自動運転装置」のスイッチを切るのである。
・野球でもテニスでも、「技術」がなければ「力」が出ない。渾身の力を込めてボールを投げろ、思いっきりサーブを打ってみろと言われても、技術がなければ自分のエネルギーを球に乗せられないのだ。それと同じことで、意志力を鍛えておかなければ、自分の持っているエネルギーはアイデアという形にならないのである。
なるほど!やはり学校の勉強で創造力や感性が失われるんだね!だからウチ(SA)のトレーニングが求められているんだね。( ..)φメモメモ