「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜プライベートエリア=魔法の効果…『知的な距離感』

知的な距離感

知的な距離感

私たちは騙されることが好きだ。日常ではありえない現象を見たときに、もっと騙されたい!もっと見たい!という気にさせる、そんな職業がマジシャンだ!ちなみに私が生まれて初めて買ってもらった本は、初代引田天功『手品入門』なのだ。(^^♪


クロースアップマジックの第一人者・前田知洋を一流のエンターテイナーにした秘密は、絶妙な距離、間合いの取り方と、空気を読む力にあった!その秘訣がこの本に書かれている。 人間関係が楽しくなり、人と会うのが楽しくなり、自分にとっても、相手にとっても心地よい距離感の取り方、「プライベートエリア」についてのツボとコツが満載だ。
さすが、国際的にも活躍し、世界中のVIPやセレブの前でマジックを披露してきた彼ならではの内容だろう。
その中で、 最も心に響いた一節を紹介しよう。


知らないふりをする美学
知らない人のプライベートのエリアに踏み込むということもあれば、時には馴染みのある人のプライベートに踏み込まないというケースもある。実は、社交界には、『再開しても、前回のパーティの話はしない』というルールがある。三島由紀夫が『行動学入門』の中で紹介しているらしい。
『先日のパーティではお世話になりました』などというと、そういわれた方は、一緒にいる友人に対して、『いつ、どこで、どんなパーティがあったか、なぜあなたを誘わなかったか』を説明しなければならなくなる。『知っている人だけど、あえて、他人の距離感を保つ』というのは何か冷たいようなイメージを持たれるかもしれないが、逆に距離をとることによってより共感し合えるというのもあるようだ。


…ん〜深いなあ…。私はちょっと(?)図々しいから、一番苦手なのかも…。(^_^;)