- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/04/19
- メディア: 新書
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著者は、11年間NHKの『週刊こどもニュース』のお父さん役の担当キャスターとして、分かりやすく物事の本質を見て、伝えるプロ。そのノウハウだけにとどまらずあり方・やり方が凝縮されている本。そのいくつかを紹介しよう。
・第1章 「伝える力」を培う
・自分が深く理解することが必要、そのためには「自分がいかに物事を知らないか」を知ることからスタートする、「聞く耳をもつ」ということ、「謙虚である」こと、プライドが高い人は成長しない、と言い切る。にゃるほど〜( ..)φメモメモ
・タレントで、V6の井ノ原快彦さんとTOKIOの国分太一さんの人気の秘密
〜著者が二人の番組にゲスト出演したときに、彼ら二人が聞き手だったときの話。一方的に話したのにも関わらず疲れるどころか気持ちよく話せたのだとか。その秘訣は…、反応!『へえ〜』『それ、おもしろいですね〜』『スゴイですね、それは』『それは知らなかった』『それで、どうなったんですか?』『僕にも教えてくださいよ』などの反応プラス身振り手振りを交え、身を乗り出しつつ、目を輝かせて聞いてくれた。
これはコミュニケーションの原則だよね〜!(@_@;) ウチ(SA)のトレーニングでもやっているけど、反応するって相手の心を開くよね〜、あらためてナットク!
●第2章 相手を惹きつける
・映画や連載記事に学ぶ“つかみ”方
〜文字通り、導入部で読者をつかまないといけない。いわゆるアテンションだね。アメリカのゴア元副大統領の映画『不都合な真実』での彼の第一声、『元次期大統領のゴアです』で、ドッと笑いが起きる、見事なつかみを紹介。自分の失敗談の話をしたり、愛されキャラを演じると情報が伝わりやすくなる。
『爆笑問題』がなぜウケルのか、綾小路きみまろや毒蝮三太夫の毒舌が受け入れられるのは、その言葉に愛情があるかどうか。村上ファンドの村上世彰氏との対比が分かりやすい!
池上さんの話は、この本を読んでみても実に分かりやすく伝わってくる。
その他『第6章 わかりやすく伝える』『第7章 この言葉・表現は使わない』 などはどどのビジネスの現場でも十分使える内容がてんこ盛りだ。オススメだよ。
…という私の表現で、このブログの内容は伝わってる!?(^_^;)