「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」(池上彰 竹内政明)

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毎週のように池上彰さんがテレビにでてわかりやすく様々な時事問題を解説している。こういう人が総理大臣や官房長官になれば国民にメッセージが伝わるよねー!さて、この本はスゴイよ。夢の対談だよー!(・∀・)

 

「ついに夢の対談が実現!個性的でありながら、多くの人に読んでもらえる文章の書き方とは?わかりやすく切れ味のよい文章の第一人者・池上彰さんと、「読売新聞の一面を下から読ませる」当代一のコラムニスト・竹内政明さんは、どのようにして文章を磨いてきたのか。テーマの決め方、構成方法、稚拙な表現からの脱出法などを、惜しみなく披露する。作文の魅力がわかり、どんどん文章が書きたくなる一冊!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・道ばたで、ひどく肥満した男が痩せ薬を売っている通りがかった人が男の風体をジロジロ見ながら、疑わしげに聞いた。「ほんとうに聞くのかい?」男は答えた。俺は商品に手を出さない主義なんだ」
 
・(竹内)私が文章を書くときにまず考えるのは、言葉にしてしまえば身も蓋もないけれど、「うまく書けそうなテーマを選んで書く」、別の言い方をすると自分がわかっていることを書く」ということなんです。テーマと自分をつなぐ「ブリッジ」が必ずあるはずです。まずはそれを見つけます。
 
そういえば「◯◯について書いてください」と指定されたほうが、書き手としてはラクなんですよね。なんでもいいから書いてください」と言われると困る。自分で書くべきこと」を明確にしなければいけないからですね。
 
オリンピックのような多くの人が注目しているものをテーマにして文章を書くとしても、自分の小さな経験から入る。身の回りを描きながら、地球の裏側に行われたオリンピックという大きな話題につなげていく。自分の経験というのは、細かなところまでよく「知っている」わけですから、詳しく書くことができる。つまり自分がわかっている、書ける話」だということです。
 
・(池上)とくに「書きたいこと」はない。自分の周りを見渡しても、書くべき内容がどうしても見つからない。そういう人は、どうしたらいいのか。「それは無茶振りだ」と思われるかもしれませんが、私はなんでもいいから書いてみる」ということをおすすめしたいですね。とりあえずパソコンの電源を入れて文字を置いてみるそうすることで、自分の考えがまとまってくるんですね。実際に文字にすると、自分でそれを客観的に「読む」ことができるようになる。つまり、分と自分で対話ができるようになるんです。
 
私はテレビや講演会で話すときにも、ほとんど原稿は作りません。原稿を作ってしまうとどうしても「読んで」しまうことになる。そこで絶対に失敗できない重要なスピーチの場合は、「メモ」を作るようにしています。ただ、このメモに書くべきことを書いたら、スピーチ中には見ません。頭の中を整理するために、メモをするだけなんですね。では、そのメモに何を書いているのか。そのスピーチで話すべき三項目を、簡単に書いておく。これが「話の構成」を作るときの基礎なんです。
 
・まずは「読者を惹きつける書き出し」次に読者に予想させない展開」最後に「書き出しと結びつけたオチ」これは一般の方も、参考になる構成方法だと思います。
 
アイデンティティ」という言葉など「自分が腹の底から意味のわかる言葉以外は使わない」という方針には賛成です。「伝わらない」のは一番まずい。救われようがない。
 
・テレビ用語で、私がもっとも嫌だなと感じているのは「◯◯したいと思います」という表現です。「◯◯しましょう」で十分ですよね。台本の原稿にも「◯◯したいと思います」がたくさん書いてあるので、私は勝手に直して「見てみましょう」とか「参りましょう」とか、言い直しています

 

そーだよね。池上さん「○○しましょう!」ってよく言うよね〜!なーるほど。これは使えるっ!φ(..)メモメモ オススメです。(・∀・)

 

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