毎週のように池上彰さんがテレビにでてわかりやすく様々な時事問題を解説している。こういう人が総理大臣や官房長官になれば国民にメッセージが伝わるよねー!さて、この本はスゴイよ。夢の対談だよー!(・∀・)
「ついに夢の対談が実現!個性的でありながら、多くの人に読んでもらえる文章の書き方とは?わかりやすく切れ味のよい文章の第一人者・池上彰さんと、「読売新聞の一面を下から読ませる」当代一のコラムニスト・竹内政明さんは、どのようにして文章を磨いてきたのか。テーマの決め方、構成方法、稚拙な表現からの脱出法などを、惜しみなく披露する。作文の魅力がわかり、どんどん文章が書きたくなる一冊!」そのエッセンスを紹介しよう。
・道ばたで、ひどく肥満した男が痩せ薬を売っている。 通りがかった人が男の風体をジロジロ見ながら、 疑わしげに聞いた。「ほんとうに聞くのかい?」男は答えた。「 俺は商品に手を出さない主義なんだ」。
・(竹内)私が文章を書くときにまず考えるのは、 言葉にしてしまえば身も蓋もないけれど、「 うまく書けそうなテーマを選んで書く」、別の言い方をすると「 自分がわかっていることを書く」ということなんです。 テーマと自分をつなぐ「ブリッジ」が必ずあるはずです。 まずはそれを見つけます。
そういえば「◯◯について書いてください」と指定されたほうが、 書き手としてはラクなんですよね。「 なんでもいいから書いてください」と言われると困る。自分で「 書くべきこと」を明確にしなければいけないからですね。
・ オリンピックのような多くの人が注目しているものをテーマにして 文章を書くとしても、自分の小さな経験から入る。 身の回りを描きながら、 地球の裏側に行われたオリンピックという大きな話題につなげてい く。自分の経験というのは、細かなところまでよく「 知っている」わけですから、詳しく書くことができる。つまり「 自分がわかっている、書ける話」だということです。
・(池上)とくに「書きたいこと」はない。 自分の周りを見渡しても、 書くべき内容がどうしても見つからない。そういう人は、 どうしたらいいのか。「それは無茶振りだ」 と思われるかもしれませんが、私は「 なんでもいいから書いてみる」 ということをおすすめしたいですね。 とりあえずパソコンの電源を入れて文字を置いてみる。 そうすることで、自分の考えがまとまってくるんですね。 実際に文字にすると、自分でそれを客観的に「読む」 ことができるようになる。つまり、 自分と自分で対話ができるようになるんです。
・私はテレビや講演会で話すときにも、 ほとんど原稿は作りません。原稿を作ってしまうとどうしても「 読んで」しまうことになる。 そこで絶対に失敗できない重要なスピーチの場合は、「メモ」 を作るようにしています。ただ、 このメモに書くべきことを書いたら、スピーチ中には見ません。 頭の中を整理するために、メモをするだけなんですね。では、 そのメモに何を書いているのか。 そのスピーチで話すべき三項目を、簡単に書いておく。これが「 話の構成」を作るときの基礎なんです。
・まずは「読者を惹きつける書き出し」次に「 読者に予想させない展開」最後に「書き出しと結びつけたオチ」 これは一般の方も、参考になる構成方法だと思います。
・テレビ用語で、私がもっとも嫌だなと感じているのは「◯◯ したいと思います」という表現です。「◯◯しましょう」 で十分ですよね。台本の原稿にも「◯◯したいと思います」 がたくさん書いてあるので、私は勝手に直して「見てみましょう」 とか「参りましょう」とか、言い直しています。
そーだよね。池上さん「○○しましょう!」ってよく言うよね〜!なーるほど。これは使えるっ!φ(..)メモメモ オススメです。(・∀・)