スイミーは、黒いちいさな魚。しかし、他の仲間は、赤い色をしている。自分一匹だけが別行動を取ったり、どちらかというとハズレモノなのだ。
仲間が、大きなマグロに飲み込まれても、自分ひとりが生き延びる。その時スイミーは、大きなマグロに対抗するために、ある策を提案する。みんなが集まってもっと大きな魚の形になればいい、そして、「ぼくが、目になろう」と彼自身が目になる、という話。
シンプルな中に作者の深いメッセージを感じる。リーダーシップのあり方を象徴しているとも取れる。それぞれの個性を発揮することによって大きなことが成し遂げられるとも取れる。受け取り方はさまざまだろう。
スイミーを見て、なんかちょっと自分自身に似てるかもしれないと思ってしまった。(^^♪
子供はもちろん大人も考えされらる、そして楽しめる絵本だ。