「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

TV〜『巨星・阿久悠の世界 永遠の歌をありがとう』

lp6ac42007-09-15

私が最も尊敬し、影響を受けている天才作詞家の阿久悠氏が8月1日他界した。

5,000曲を超える詞を生み出し、歌謡界に燦然と輝く実績は誰もが認めるところだ。そして作詞家の枠にとどまらず、放送作家として番組の企画・構成にも携わり、プロデューサー的な立場から数々の歌手をデビューさせた。
毎週見ていた『スター誕生!』の審査員のイメージは、ちょっと怖そうなクールなおじさん。そして日本の歌謡界に初めて「アイドル」というジャンルを確立させたのも阿久悠氏なのだ。

そしてこの特集番組では、珠玉の名曲の数々を、ザ・ベストテン』『日本レコード大賞』の秘蔵映像が満載!
私が物心ついた頃から彼の歌にまみれて生きていたのだ!とあらためて、その存在感と歌のレベルの高さを思い知らされた!


冒頭から、桜田淳子『私の青い鳥』だよ〜!(T_T) 好きだったな〜淳子ちゃん!懐かしいなあ〜!そして、フィンガー5『学園天国』、伊藤咲子『乙女のワルツ』、杉田かおる鳥の詩』、岩崎宏美『ロマンス』などなど。涙ちょちょぎれるな〜!(T_T) そしてペッパー警部』をはじめとするピンク・レディーのメドレー!

ゲストの森昌子がデビューするときの話。若いから学園モノで行こう!と決め最初から、『せんせい』 『同級生』 『中学三年生』の三部作を書き上げ、これで行こうと決めたのは彼だった。みな『同級生』がデビュー曲にすると思っていたが、彼は断固として、『せんせい』がいいと推し進めたとのこと。
そして、森昌子が森進一と離婚して、カムバックする時のアドバイス


『もう歌をうまく歌うな 歌のウマい昌子は誰も期待してないぞ、今の自分を歌え!』

私がスゴイと思うのは、人がやらないことにチャレンジしていったその先進性だ。彼は、『どうせ私は〜』、『しょせん世間は〜』などの当時はやっていた自虐的な言葉を排除しようとした。


そして、山本リンダの『ねらいうち』の「ウララ〜ウララ〜」や、 ピンポンパン体操の「ズンズンズンズン〜」の歌詞とも言えない歌詞の創作!そしてウルトラマンタロウまで!なんという懐の深さ…。(@_@;)


彼はとんでもないメモ魔だったのだそうだ。枕元にまでメモ用紙。なんでもないことをカメラのシャッターのようにメモを取る。飲み屋にも行かない。部屋にこもって自分の頭の中に言葉を練り続ける。そして、ビデオとDVDが部屋の天井まで山積され、常に新しい言葉、シーン、ドラマのための仕入れし続けた。


スゴイ…。また改めて彼の歌を聴きたくなった…。(^^♪ すばらしい歌をありがとう!合掌。


TBS 巨星・阿久悠の世界 永遠の歌をありがとう
http://www.tbs.co.jp/program/aku_sp_20070912.html

阿久悠 オフィシャルホームページ「あんでぱんだん」
http://www.aqqq.co.jp/index.html