「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『金沢蓄音機館』(石川県金沢市)

lp6ac42007-07-24

金沢蓄音機館 石川県金沢市尾張町2-11-21 076-232-3066 入館料300円 10:00〜17:30(入館は17時まで) 蓄音機実演毎日3回(11時、14時、16時)
www.kanazawa-museum.jp



石川県金沢市に来ています。私は、横浜市金沢区在住ということで何か不思議な縁を感じる。(^^♪金沢市文化施設共通観覧県3日間パスポートが800円はオトク!駅前でレンタサイクルを借りて、金沢市内をいろいろ見て回りました。そこで一番感動したのがココ!


ここ金沢蓄音機館は、市内で長年レコード店を営んでいた、故八日市屋浩志氏が収集してきた蓄音機540台、SPレコード約2万枚の『山蓄コレクション』を基に、平成13年7月に開館したとのこと。実際に一日に3回蓄音機の音が聴けるらしい。今回は、時間が無く聴けなかったが…。(^_^;)

1877年、『メリーさんが子羊を飼っていた』 エジソンの歴史的発明はこのセリフから生まれた。
最初は、『蘇声器』と呼ばれ、声をよみがえらせる機械だったが、次第に音楽を再生し、それを楽しむエンターテインメント性を持つようになってきたのだ。レコードも最初は蝋で出来た円筒状のものから、平円盤、そしてSP盤と呼ばれる78回転盤、第二次世界大戦を経て、LP盤、EP盤、テープ、そして最近ではCD、MDそしてi-podと進歩を遂げてきた。

よく考えてみれば、今の私たちは、音が無い生活は考えられない。テレビ、ラジオをはじめ、いつでも音楽が聴けるし、聞こえてくるし、録音が出来る。しかし、明治初頭は、音を記録すること自体が物凄く画期的な、世の中がひっくり返るくらいの革命的な出来事だったのだ!!!明治、大正、昭和の蓄音機の数々を見るたびにその技術の変遷とその時代の息吹が伝わってくる。(>_<)

いや〜!スゴイね〜!博物館&美術館が大好きは私はめちゃめちゃここが気にいった!私たちは、先人たちの発明や、創意工夫の恩恵を受けて、この豊かな暮らしが出来ている。なんてありがたいことだろう。

2Fにリスニングコーナーで、LPレコードの視聴もできる。そしてそのレコードのかけ方が説明されているのだが、そうか!今の若い人は、レコードも知らないし、かけ方も知らないのか…、と思うと隔世の思いがする。
数十年前の日本ビクターの蓄音機のカタログ。一番安い廉価版の蓄音機で、40円。一番高い、ラジオ付きが500円。えっ!?\(◎o◎)/!いくらなの? スタッフの方に聞くと当時の大学初任給の3倍くらいとのこと。ということは……。 音楽を聴くのに、90万〜1,000万以上の価値があったのか…。


そして蓄音機の針!そうか…、レコードは擦り切れるんだった…。鉄製は当たり前。なんと竹製の針!戦時中に鉄が不足している時に、そして、お気に入りのレコードが擦り切れてしまわないように工夫を重ねたのが、この竹製の針なんだって!ハア〜! (>_<)
CDって磨り減らないもんね…。お気に入りのLPを何度も聴いて、擦り切れてしまった…そんなことも忘れていたような気がする。良かった〜!古きを温ねて新しきを知るだね!感動モノ!