- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: DVD
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1995年1月17日、阪神淡路大震災発生。家族こそ無事だったがすべてを失った古市氏。ところが、自分の車が無事であると知らされる。車のトランクを開けると、そこには震災から免れた、無傷のゴルフバッグがあった。「奇跡や!」 「わしら、生かしてもろてんねん。生かしてくれた人に感謝せな。文句言うたらあかん」
そして衝撃に突き動かされるように、忠夫はゴルフのプロテストに挑戦することを決意し、呆れ顔の家族と街の人々が見守る中、忠夫の猛練習が始まった…。夢を追い続ける氏の壮絶な物語。
いや〜!すごい人がいたもんだ!実話だというのが驚く!なんでもやろうと思えばなんでも出来るんだね!
何よりも心を打たれるのは、奥さんの千賀代さんだ。プロテストを受験したいと聞いてから、生活費を詰めに詰めて100万という金を貯め、古市氏に渡すシーンだ。
『無駄ガネになっるのはわかっとる。あんたのライバルたちは、毎日コースで何千発も何万発も玉打って、もっとおカネかけてはるんやろ、おまけにあんたより、30も40も若い、あんたはおっさんやもんな、……でもええねん、無駄になっても、ええねん、最後まで、とことんやったらええねん、あんたを見てると、そんな気ィになってくる。……そのかわり、おとうさん、途中で逃げて帰ってきたら、承知せんよ、苦しくなったら顔あげて、奥歯折れるまでかみしめて、笑うんやで。』
クウ〜!(>_<) 泣ける…。
この本の旧題は、『還暦ルーキー』(著者・平山讓/講談社刊)の印税は、すべて阪神大震災の災害基金に寄付している。
彼の生き方、あり方は、あらゆる人に勇気を与えるだろう。
『ゴルフで泣き言を言う者、ゴルフするべからず。ゴルフで上達しようと思わない者、ゴルフするべからず。一打一打を真剣に打とうとしない者、ゴルフするべからず。練習せずしてうまくなろうとする者、ゴルフするべからず』