「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜こんな仕事があるの!?…『危ないお仕事!』(北尾トロ)

危ないお仕事! (新潮文庫)

危ないお仕事! (新潮文庫)

万引きバスター、私立探偵、警察マニア、超能力セミナー講師、月収100万円のメルマガライター、スレスレ主婦モデル、ダッチワイフを創る人形師、"発射"にプライドをかける『汁男優!?』など、いや〜、こんな仕事があるんだね〜!(^。^) 世の中広いわ!ということで知られざる仕事についてのレポートの本。
人間一人で体験できるなんてたかが知れているから、こういう本は疑似体験できてありがたいねえ…。


一番面白かったのが、著者自ら新聞拡張団に入ってみた体験談だ。スポーツ新聞には、三行広告があり、ホモビデオ男優から、雀荘のボーイ、風俗店勤めまで、いずれ劣らぬ怪しいアルバイトを募集している(らしい…)
そして、募集広告を出しているのは、ほとんどが拡張団。つまり新聞の新規購読者の開拓の専門業者だ。『素人可、日払い、月収50万以上!』と調子のいいキャッチコピーを発見。電話すると『明日から働けますか?』との嬉しいアクション。翌日行ったら、履歴書も書かず即採用…!完全歩合制だからよほどのことが無い限り不採用にはしないらしい…。(^_^;)


中身は、アメとムチの労働システム。20名ほどの拡張員を前に11時から朝のミーティング。昨日の成績を発表しながら今日の目標を発表する。そしてその報酬の歩合システムは…。ナイショ!本を読んでね…。

\(◎o◎)/!ハア〜!購読料に対しての歩合って案外高いんだね〜!(>_<) つまり売店は購読料だけでは成り立っていなくて、折込広告!そしてその折込広告は配達件数が多いほど金が取れる!だから損を覚悟で団に頼むのだとのこと…。
新聞勧誘のトークも満載している…。面白い!こういう業界があるんだねえ…。


結局、筆者は、12日間働いて、契約件数14。金額6万3,000円、一日5,250円。拡張員の仕事は、怪しくもなく、怖い仕事でもなかったとのこと。
感動ってほどでもないけど、こういう本もたまにはいいよね!?(^^♪