- 作者: 林文子
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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さて、本題!高卒の女性でありながら、31歳で、車のセールスにチャレンジし、トップセールスになり、BMW、フォルクスワーゲンの社長を歴任し、現在ではダイエーの代表取締役会長兼CEOの林文子氏。
彼女のノウハウ本だが、やっぱり成功している人は、行動、努力、チャレンジ、場数という代価の先払いをしているんだな!と実感した。そして女性ならではの気配りとやさしさがあふれている本だ。
初めてのセールスでは、先輩からも全く相手にされず、セールス本を買ってきて、一日100軒訪問すべし、と書いてあるのを鵜呑みにして、そうか!100件か!それでトップセールスになれるのか!と素直に一日100人の人と言葉を交わすことを日課としていたら、一ヶ月で支店でトップセールスになったとのこと。それが、『御用聞き』に徹していた『アナログ型営業』が成功の要因だとか。フェイス・トウ・フェイスというか、遠くの親戚よりも近くの他人というべきか。一年に一度しか会えない大好きな人よりも、毎日会う人の方が親しみがわいてくるということだろうか。
彼女のストレス解消法。落ち込んだときほど、お客のところに行く。それでもダメなときは、浅草演芸場に行って、朝からボーっと芸を見るのだとか。好きな芸の道を選び、(ゲイの道じゃないよ…。(^_^;))一生懸命演じている芸人さんのを見ると勇気付けられるのだとか。なるほど!!!( ..)φメモメモ
・ショールームに来た家族連れの子供にジュースを飲ませ、クルマに載せ、『おばちゃんは、ずっとクルマのセールスをやっているから大きくなったら車を買ってね』と声をかけ、数ヵ月後、両親が子供がとても喜んでいたからと1,000万以上の車を買っていった。誰がお客様になってくれるか分からない。だから分け隔てなく接するのだとのこと。
・仕事は、平々凡々と過ぎていくもの。ルーティンが8割、流動的な部分が2割。大事なのは、その平々凡々の時に、3K(感謝、感動、感激)を持って仕事が出来るかということ。達人たちは、自分の仕事に飽きが来るということがない、「これでいい」と妥協することがない。長く、トップセールスを続けるのに、一番難しいのがモチベーションを高く持ち続けること。だから、自分から、3Kを呼び込む工夫をすること。なるほど!
男性には、もちろん、女性にもオススメの本です!