「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜国公立大学合格者30倍のひみつ…『奇跡と呼ばれた学校』

奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)

奇跡と呼ばれた学校―国公立大合格者30倍のひみつ (朝日新書 25)

京都に、国公立大学合格者数を1年間に100人増やした奇跡の改革と呼ばれた公立高校があり、名物校長がいる!えっ!スゴイ!これがホントの好調!なんちゃって…。(^_^;)


校舎の前面改築を機に、中身も変えようということで京都市の教育改革のパイロット校に位置づけられたことをきっかけとして理想の学校を目指したさまざまな取り組みが始まったのだ。
自らホラを吹いて、『1期生が卒業するときには、"堀川の奇跡"と呼ばれるようにしますよ。まあ、黙って見ていてください』と、言った。ハア〜!(>_<) いいねえ〜!こんな先生がいるんだ〜!日本もまだ捨てたもんじゃないね〜!


奇跡を起こしたそのヒミツは…???授業のあり方を見直し、進路指導のシステムを変え、普通科の学習内容を改善し、探究科という専門学科を創設して、生徒個々の興味や関心を引き出し、楽しく学べる学校を目指した結果、見える数字も大きく変わったということ、と簡単に言うが、この校長先生の実績はハンパじゃない!


「すべては君の『知りたい』から始まる」というモットーを掲げ、有言実行した。「教育はサービス業、生徒はお客さん」「好きなことに打ち込めば大学に行ける」と公言する。


海外研修旅行でもオモシロイ。(^^♪『研修旅行で学校が用意するのは3つ。「飛行機」と「宿泊場所」と「安全の半分」。残りの「安全の半分」と「研修内容」はすべて君たちの責任』。もちろん、安全面には相当な気を使っているし、研修内容に関してもすべてが自由になるわけではないが、生徒たちにそういう意識を持たせて実際に自分たちでやらせるということが大事。旅行社とのとの打ち合わせも生徒の組織『研修旅行委員会』が行う。

『君たちの行動は君たちで考えなさい。君たちを信じている。』
クウ〜!(>_<)力強いコトバだ!


この本全体を通じて面白いのだが、要は、すべての生徒に「考えるきっかけ」を与えることによって、生徒たちは学ぶことの楽しさに気づき、自分の中にある能力を自分で引き出せることに気づいていく。彼らが動きたくなるように、魅力的なテーマを見つけられるように、もっと学びたいと思えるように、生徒の興味や関心を引き出して、面白いと思える仕組みや仕掛けを随所につくっていく。それが、われわれ教員の仕事ですと言い切る校長!


いや〜、モチベーション上がるね〜!(^^♪ やはり、潜在能力はあるんだね!それを発揮するかどうか、引き出すかどうかなんだね!