- 作者: パオロ・マッツァリーノ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/02/06
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (210件) を見る
何っ!?イタリア人!欧米か!!!
世の中をよくしていくためには、「正しい」議論 → エンターテイメント性!つまり「つっこみ力」。
手前味噌ながら、ウチ(SA)のセールス&コミュニケーショントレーニング内容に似てる点があるなあ!
ウチでいうと『アドリブ能力』かな。
アメリカで主流のお笑いは、コメディアンがジョークをしゃべり、客が笑うだけ。なんでやねん、みないたつっこみ役を入れる役の人は存在しない。なるほど。( ..)φメモメモ
一方、日本の漫才には、ボケとツッコミがいる。あえてツッコミというワンクッションをおく。これが日本人独特のお笑いのタイミングなのだ。
・漫才の古典的名作である、エンタツ・アチャコの『お笑い早慶戦』がオモシロイ!
『球はグングン伸びてます』
『伸びてます、伸びてます』
『伸びてます、伸びてます』
『来年まで伸びます』
『何でやねんな』 (^^♪
・上岡龍太郎のお父さんは貧乏弁護士だったそうな。父が息子に残した言葉。
「弁護士は国家試験通ったて言うけれど、あんなもんは国家資格やない。官僚試験や。一部のもんがきめたことに答えてるだけや。その点、お前ら漫才師は、毎日のようにラジオ・テレビに出て、国民の審査を受けて、よければ飢えに浮かび上がる。これがほんまの国家試験や」
維新の志士、高杉晋作の名言、「面白き こともなき世を 面白く」みたいだなあ。(^・^)
つっこみ力を使って、ボケの盛り上げ役に徹することで、結果的に自分にもスポットライトがあたるのだ。今は、「迷える時代」だから、論理でも、品格でもなく、つっこみ力。美しい国よりも、おもしろい国にする、つっこみ力。社会を面白くするのが、つっこみ力!
最後に笑ったこのエピソード。
・クルマの無免許運転で捕まった中学生。警察で事情を聞いたところ、自転車で家出をしようと思った。外に出たら寒かったので、クルマにした…。そのクルマは、ベンツだった!欧米か!!!(^^♪