「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜今、私たちに必要なのは、『つっこみ力』なのかも!?

つっこみ力 (ちくま新書 645)

つっこみ力 (ちくま新書 645)

「つっこみ力」というから関西のお笑いの人が書いたのかと思ったのが、ナント!イタリア生まれの千葉県民、謎の戯作者パオロ・マッツァリーノによる「つっこみ力」講演会を本にしたもの。
何っ!?イタリア人!欧米か!!!


世の中をよくしていくためには、「正しい」議論 → エンターテイメント性!つまり「つっこみ力」。
手前味噌ながら、ウチ(SA)のセールス&コミュニケーショントレーニング内容に似てる点があるなあ!
ウチでいうと『アドリブ能力』かな。


アメリカで主流のお笑いは、コメディアンがジョークをしゃべり、客が笑うだけ。なんでやねん、みないたつっこみ役を入れる役の人は存在しない。なるほど。( ..)φメモメモ 
一方、日本の漫才には、ボケとツッコミがいる。あえてツッコミというワンクッションをおく。これが日本人独特のお笑いのタイミングなのだ。


・漫才の古典的名作である、エンタツアチャコの『お笑い早慶戦』がオモシロイ!


『球はグングン伸びてます』
『伸びてます、伸びてます』
『伸びてます、伸びてます』
『来年まで伸びます』
『何でやねんな』 (^^♪


上岡龍太郎のお父さんは貧乏弁護士だったそうな。父が息子に残した言葉。


「弁護士は国家試験通ったて言うけれど、あんなもんは国家資格やない。官僚試験や。一部のもんがきめたことに答えてるだけや。その点、お前ら漫才師は、毎日のようにラジオ・テレビに出て、国民の審査を受けて、よければ飢えに浮かび上がる。これがほんまの国家試験や」


維新の志士、高杉晋作の名言、「面白き こともなき世を 面白く」みたいだなあ。(^・^)

つっこみ力を使って、ボケの盛り上げ役に徹することで、結果的に自分にもスポットライトがあたるのだ。今は、「迷える時代」だから、論理でも、品格でもなく、つっこみ力。美しい国よりも、おもしろい国にする、つっこみ力。社会を面白くするのが、つっこみ力!


最後に笑ったこのエピソード。


・クルマの無免許運転で捕まった中学生。警察で事情を聞いたところ、自転車で家出をしようと思った。外に出たら寒かったので、クルマにした…。そのクルマは、ベンツだった!欧米か!!!(^^♪