「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜抱腹絶倒!…『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(北尾トロ

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

私は裁判には興味もないし、もちろん見たことないのだが、ワイドショーも小説もぶっとばすほど面白いのがナマの裁判らしい。しかもタダで誰でも傍聴できる。殺人、DV、詐欺、強姦…。という傑作裁判傍聴記!なぜ、筆者が裁判を傍聴するのか?面白いからだ!とのこと。この本を読むと人間ドラマと筆者の文章が面白い!(^^♪その一部を紹介しよう。


とある道路交通法・業務上過失致死事件
早朝6時に制限速度60キロの3車線道路で車を100キロで走らせていた被告が、横から飛び出してバイクを咲け切れず、数十メートル引きずって死亡させたというもの。被告が『本当に申し訳なく、えー…』というのは、まだいい。最悪なのは服装。黒いトレーナーの右腕と背中にドクロのマーク入りってのはシャレにならない!説得力ねえ〜!!!(^_^;)いくらうなだれていようとドクロ男…。


とある強制わいせつ事件
入室した被告を見るなり、また思った。(こいつ、やってるわ)イガグリ頭に、ギョロ目、無精ひげ。目の下にはクマが出来ている。この男が変質者だといわれても、全然驚かない…。顔に犯人です、と書いてあるように見える…。検察が話をしている間、居眠りしていたのだ…。これだけでもヤル気あんのかと突っ込みたくなるのに…。顔がなあ…。どう見ても無罪に見えないのだ。顔が有罪…。(^_^;)人生のピンチだろ。不利を跳ね返して無罪を勝ち取りたいんだろ…。顔にドラマがない…。


裁判というのは、これまでの人生をどうやって過ごしたかがあぶりだされるのが裁判の面白さ。顔つきの差、視線の強さ、戦う意志、自分に対する自信が顔に凝縮されるんだと!

裁判なんて、一生縁が無いかもしれないけど、本を通じて疑似体験できるなんていいね。私も40歳を超えたから、自分の顔に責任をもたなきゃね…。(^・^)