「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「裁判狂事件簿 驚異の法廷★傍聴記」(阿曽山大噴火)

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「事実は小説より奇なり」っていうけど、それはこの本を読めばよく分かる!毎日日本全国であらゆる種類の事件が起き、裁判が行われているんだね。

 

「報道された事件は、その後どうなったのか?ドラマは裁判にある。東にアヤシい法廷あれば行って傾聴し、西に濃いキャラの被告人いれば行ってスケッチし、みんなに暇人と呼ばれ、褒められもせず、いつも静かにメモしている。そういう日本一の傍聴マニアがおくる驚異の事件簿。監禁王子、ニセ有栖川宮事件ほか、全三十五編」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・被告人はジーパンをはいてる女性の後ろ姿が好きで、特にお尻に興味があった』そして女性のお尻に硫酸をかけたあとは自転車で逃走し、ジーパンに穴が開いたところは見ていません』と述べています。尻フェチってやつですね。しかも単なる尻フェチではなく、ジーパンをはいた女性の尻フェチ世の中にはいろんな人がいるもんだ。
 
「スタイルのいい女性の脚に傷をつけたかった」と供述しているらしい。美しい脚に魅力を感じる脚フェチ、というのは聞いたことあるけど、その脚を傷つけたいというのは、果たして脚フェチに含まれるのかね?ここまでくると変態というくくりじゃ収まりきらないでしょ。通り魔みたいな事件ですね。被告人「罪悪感は感じつつ、こういうことに及んでしまいました。女性を困らせることで『愛おしい』という満足感が得られたので、理性を抑えることが出来ませんでした」
 
・弁護人「それで、どうしてメガネを盗ってしまったんですか?」
 被告人「いまから思うと、覚せい剤をやるとメガネがほしくなってしまうんだと思います」酒を飲むと脱ぎたくなるっていうのは聞いたことあるけど、この言い訳は……いやはや。
 
「監禁王子」「まさか!取調室でセックス」「あ然!身代わり逮捕」「趣味?住民票をのぞき見」「リフォーム詐欺の実態は……(サムニングループ)」「盗んだ金で各駅停車の旅。実は……」「カリスマシェフの味覚は大丈夫なのか?」「借金のせいで、ジャンボ機のマニュアル盗みました」「借金のせいで、骨つぼ盗みました」「廃業のせいで、ニセの夜間金庫つくりました」「盗んだ物はメガネとコンタクト。だけど……」「元ドリカム大号泣!」「医者が患者を殴る理由」「ストレス解消に119盤通報した男」など。

 

……まさか!取調室でエッチなんてできるのかね!?逆に異様にコーフンしちゃうのかな!?(笑)一度、裁判傍聴してみたいね。オススメです!(・∀・)

 

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裁判狂時代―喜劇の法廷★傍聴記 (河出文庫)

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