「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

ART〜世界で唯一人!盲目のイラストレーター…エムナマエ

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■ エム ナマエ個展2007 「絵本作家宣言」
◆日時 2007年6月11日(月)〜16日(土)
11:00〜18:30 (土)のみ17:00まで  11日(月) 17時よりオープニングパーティー
◆場所 〒101-0051 千代田区神田神保町1-17 すずらん通り「檜画廊」  TEL (03)3291-9364
エム ナマエ公式ウェブサイト  http://www.emunamae.com/
エムナマエは初日の夕方、(火・木・土)の午後2時頃から会場におります。
▲ 2008年度カレンダーや絵葉書、書籍や作品を販売。とくに5年ぶりのオリジナルカレンダーや、復刊されます「みつやくんのマークXにご注目ください。


このブログも、おかげさまで、今日で連続100日、そして10,000アクセスを達成しました!ここまで続けてこれたのも毎日見て下さっている読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。これからもさらに目指して連続記録を続けていきます。さて、100日記念でとっておきの人を紹介しましょう!(^^♪


私の大好きなアーチストであり、友人であり、いつも刺激を与えてくれるのが、盲目のイラストレーターのエムナマエ氏だ。彼の壮絶な生き様とそれを乗り越えていく不屈の精神が好きだ。何よりも彼のイラストのあたたかさ、リズム感あふれるボキャブラリーが実に見事なのだ。彼のイラストをどこかで見た人もいるだろう。(^^♪
ウチ(SA)の専務の岡根芳樹は、彼の絵本に衝撃を受け、自分を奮い立たせ、9年かかって絵本作家の夢を実現したのだ。


エムナマエ氏は、慶應大学在学中にイラストレーターとしてデビューし、大活躍をするのだが、38歳の時に若年性糖尿病により完全失明する。その後不死鳥のように盲目のイラストレーターとして復活するのだ!
そして、ニューヨークでの個展が認められ、全米最大手の子供服メーカー・カーターズ社と、ジョン・レノンに次いで二人目の社外アーティストとして契約するなど活動の幅を広げている。


その彼から久しぶりの個展の案内が届いた!まだ見てない人!ぜひ足を運んでみて!その作品を見て何かを感じて欲しい!夢をもう一度思い出して欲しい。彼に会ったら、『おのづかてるから聞いて来ました!』といってみて!『あっ、そうですか…』って何もないかもしれないけど…。(^_^;)
私も行くよ〜!(^^♪ 場所は、私の行きつけの神田神保町!しかも檜画廊!ぜひ会場でお会いしましょう!
そして個展の模様はまた、このブログで紹介します。( ..)φメモメモ


彼からのメッセージです。


エムナマエの絵本作家宣言

全盲のボクが絵本作家を宣言する。さて、許されてよいものだろうか。ボクはずっ
と悩み、躊躇していた。全盲の身の上で絵をかく。自らをイラストレータと称する。
これは冒険だろうか。それとも挑戦だろうか。ボクは考える。もしかして、これは宣
言ではないだろうか。視覚障害者は何もできない。ほとんどの人がそう考えている。
けれど、それは事実ではない。障害者はできないのではなく、できないとされている
だけなのだ。できる現実があっても、目を向けてもらえないだけなのだ。ボクが自ら
全盲イラストレータと呼ぶのは、その作品を見ていただき、考えを変えていただ
きたかったからだ。とはいえ、悩みはある。長年、絵本作家として仕事をしてきたボ
クが、自分では見たことのない絵で絵本を制作してよいものだろうか。であるから、
自分をイラストレータと称しても、絵本作家と定義することには大いに抵抗があった
のだ。とはいえ、失明したボクがイラストレータとして復活して17年間、何冊もの
絵本を手がけてきた。そして最近、やっと手応えを感じられるようになってきたのだ
。絵本「あしたのねこ」や「コロラップコロラップ」、「よわむしアルル」では皆様
から評価をいただいた。
「いけるかもしれない」
だから決心したのである。今年の個展のタイトルを『絵本作家宣言』にしよう。も
しも許されるなら、エム ナマエは全盲の絵本作家を宣言する。これがエム ナマエの
2007年のマニフェスト。ぜひ皆様にこの展覧会をご覧いただき、その承認をいた
だきたい。
2007年、春 エム ナマエ

みつやくんのマーク X

みつやくんのマーク X