「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「会いたくて 会いたくて」(室井滋 長谷川義史)

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コロナ禍で、 ワタシのバースデイライブも、2年連続でネット配信をした。毎年、楽しみにしている人、ゴメンね〜〜!一年に一度なのにね。今は、なかなか会いたくても会えない、故郷に帰りたくても帰れない、という人も多いよね。そんなときに読んだのがこの絵本!!!「コロナ」とは一言も書いてないけど、会いたくても会えない、せつない気持ちがいっぱい。胸が締め付けられるようだ。

 

「女優・室井滋さんと絵本作家・長谷川義史さんがいま届けたい、大切な人を想う気持ちを描いた絵本」そのエッセンスを紹介しよう。


・ボク、赤いカーネーションを一本買った。お花屋さんのおばさんは、ピンク色を一本おまけしてくれらよ、ひまわりホームにいるボクのおばあちゃん、よろこぶかなあ?本当はママから「ホームへしばらく行っちゃダメ!」っていわれてるんだ。おばあちゃん、具合が悪いのかなあ。だって、この間、会えなかったもん。ボクの顔を見たら元気になるのになあ。今日こそ会いたい。


てるてるぼうずを作った。おばあちゃんのよろこぶ顔がポってうかんだよ。なのにさ、行ってみたらホームの玄関はやっぱりしまってた。ブザーを何度も押したら中から人が出てきて、「谷川さんんおぼうや、また来たの?ゴメンネ、今はお見舞い出来ないの」っていわれた。


だれもおばあちゃんの様子を教えてくれない。へんだぞ。「行っちゃダメ」なんて。いやな 予感。心臓がドクンドクンって大きな音をたてた。


・「昔は今みたいに便利じゃなかったからね。携帯電話もメールもなし。だから手紙やハガキを履いた。心をこめて、楽しかったこと、悲しかったこと、せっせと書いたよ。
胸の内を正直に伝えると 相手がどう思うか 返事をドキドキしながら待ったもんさ。
列車も船も少なくて、ゆっくりだったから ちっとも返事が来なくってさぁ。
でもね、その待つ長い時間がいいのさ。

 

今の人は大人も子供も せっかちでいけないね。
おばあちゃんのおばあちゃんの そのまたおばあちゃん、
昔の人は大好きな人に 会うのも命がけだったんだよ。
一生に一回、一生に一度……。
やっと会えても、もう二度ととってことが 当たり前だったんだ

 

・「大切なのは人を思う心。気持ちが強ければ、行けなくても 会えなくても、いろんなものが キラキラとかがやいてみえてくる。
夜空の星や月を あの人もながめてる。
雨や風の音に みんなもリズムをとってる。
会えなくたって、喜びをかんじられる。
時間を止めて、じっくり世界を見つめてごらん」

 

そうだよね……当たり前のことって本当に、ありがたいよね〜。大切な人に贈りたくなりました。今こそ、気持ちを想いを大切にしよう。オススメです。(・∀・)

 

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