「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

DVD〜プロジェクトX…列島踏破30万人 執念の住宅地図

lp6ac42007-02-17

NHKのドキュメンタリー番組プロジェクトX〜挑戦者たち」バツではない、「エックス」…。(~_~;) (分かってるって…。)


「住宅地図」というのは、以外や以外!世界中で唯一、日本にしかないのだそうだ。日本全国の99.9%をカバーし、緊急自動車の出動や災害時の安否確認などで力を発揮し、日本人の暮らしを変えたともいわれる。日本全国の市町村版で全2165冊あるという。

しかし、この住宅地図の製作には様々な困難があった!世界に誇る住宅地図作りの
壮絶な物語があったのだ!!


住宅地図を作っているのは『ゼンリン』。戦後大分・別府の温泉案内をつくり、巻末の地図に載っている温泉旅館にお客さんが殺到したのを見て、近所の酒屋さんや商店が、『ぜひウチも載せて欲しい!』との要望があり別府市内の住宅地図を完成させる。
すると『これは配達に便利!』ということであっという間に地図が売れたのだ。

そしていつか日本全国を制覇する!という壮大なプロジェクトがスタートしたのだが…。


これ、一軒一軒足で運んで地図に書き入れるというチョー地道な活動をしているんだって!スゴクない?不審者に間違えられたり、警察に通報されたり、踏んだりけったりだったそうだ。

しかし、警察、消防、電気、水道、ガス、近所の商店などにはきっと使ってもらえる。必ず役立つはずだ!という志の元、調査員達は歩き回った。


そして最も困難を極めたのが、首都・東京の人口密度の高さ。広大すぎる北海道。
全国制覇に莫大な時間と活動経費がかかる…。いつになったら全国制覇できるのか…。

ここで、ゼンリンは、『のるか、そるか!』の賭けに出る。アルバイト100人を一年かけて、3億円を銀行から借り入れをして人海戦術に出て、昭和55年、遂に全国制覇達成!ところが…地図が売れない…。どうする!?あとは見てね。(^^ゞ


最も役立ったのが、阪神大震災警察や消防がゼンリンの地図を見ながら、一件一件の安否をチェックしたり、ライフラインの復興などにその威力を発揮した。
今でも、年間のべ30万人の調査員が道という道を歩き回り、住宅地図をメンテナンスし続けているという。


しかしプロジェクトXの終了、残念だな〜…。ウチの会社が出演したら『日本の教育とコミュニケーションを変えた21世紀のサムライたち』というテーマまで決めていたのに…。なんちゃって。(^^ゞ