最近読み返している小林正観さんの本。どのメッセージも奥深く、じわーっと胸に、心に染みわたるなあ……。なかでもこの一篇の詩が特に響いたので、備忘録として残しておこう。作者は不明、アメリカのとある病院の壁に、一人の兵士が書きつけたものらしい。
グリフィンの祈り(作者不明)
大きなことを成し遂げるために、力を与えて欲しいと神に求めたのに、
謙虚さを学ぶようにと弱さを授かった。
偉大なことが出来るようにと健康を求めたのに、
より良きことをするようにと、病気をたまわった。
幸せになろうと、富を求めたのに賢明であるようにと、貧困を授かった。
世の人々の賞賛を得ようとして、成功を求めたのに、
得意にならないようにと、失敗を授かった。
人生を享受しようとして、あらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと、命を授かった。
求めたものはひとつとして、与えられなかったが、願いは全て聞きとげられた。
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず、
心の中の言い表せない祈りは、すべて叶えられた。
私はもっとも豊かに祝福されたのだ。
・力、健康、富、賞賛など「求めたものはひとつとして、与えられなかった」のには理由があります。2500年前に、釈迦はこの「求める」ことを「執着」として言葉で表現しました。「執着」があると叶わないのです。
・強く願えば叶うという構造になっているのであれば、ガンで死ぬ人も、倒産する会社もないはずでしょう。私が掌握した宇宙の仕組みは「執着」しないと、その望みは叶うことがあるというものでした。例えば、結婚に対して執着がない人ほど、素敵な人が現れる人が現れる人が現れるものです。これが宇宙の二重構造、裏返し構造です。
・「こうなったら嬉しい、楽しい、幸せ」と思うのは構いませんが、「そうでなきゃ嫌だ、ダメだ、ねばならない」と思った瞬間に、そうならなくなります。
・「あれも足りない、これも足りない、あなたのやっているひとは気に入りません」と神に向かって宣戦布告してきたのと同じです。「あれ欲しい、これ欲しい」ではなく、すでに「ものすごく恵まれている」ことに気づくことです。
そおかあ……「思い通りにしたい」は、神への宣戦布告かあ……。そうだよね。感謝で行こうね。超オススメです。(^^)